甘んじていた過去 ページ3
―――数年前
デビューが決まる前、大切なシンメ。
俺はずっと玉のことが好きだった。
それに気が付いたのはいつだったか。
多分、出会って、つるむようになって、同じ日々を共に過ごしていく中で。
隣にいると胸がぎゅうってした。
そりゃあ最初は戸惑ったよね。
だって俺は男だし、玉も男なんだよ。
俺の初恋はちゃんと女の子だったし、美少女アニメだって好き。
恋愛対象は間違いなく女の子なはずなのに。
玉だけが可愛くて、大切で、何よりも愛しかった。
友人だったはずなんだ。
仲間だったはずなんだ。
それなのに、こんな感情を持ってしまってごめんって。
心の中で何度も何度も謝って。
諦めようにもてんでダメで、それどころか日に日に好きになってっちゃってね。
玉は俺の気持ちなんか知らないわけだから自由気ままな猫のように好きなときだけ俺の傍で懐いた。
最初からそれの居心地が悪かったわけじゃない。
ド○○キして苦しかったけれどやっぱり嬉しいが勝って、一番近くにいられることが幸せだったんだ。
でも苦しいも積もれば山となり。
隣にいられることの幸福に、もう何年も甘んじて、むしろ喜びを感じていたはずなのに。
自分が勝手に好きになっただけのくせをして、玉に同じように好きになってもらえない絶望に塞ぎ込んだりもした。
次第に玉と過ごす時を辛く感じた。
それまで幸せに感じていた距離感がつらい。
距離を置こうにも、その頃には同じグループとしてデビューが出来ていて、仕事に行けば会うわけだし。
なんにも悪いことをしていない玉になにも言えやしないわけで。
でも子供だった俺の態度はあからさまになもので。
やばい、まずい、そう思ってもどうすることも出来ずに避けるしかなかった。
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わたリン(プロフ) - イチさん、お気になさらず…いつまでもお待ちしております〜(*´▽｀*)楽しみがあるってありがたいデスよ(〃'▽'〃)よろしくお願いいたします(。>ω<。) (2018年12月19日 20時) (
レス) id: 361028ec87 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - わたリンさん» ほんっとお待たせしてしまってますよね、、すみません。難しいです。。でも適当にはしたくないので頑張りますね！！ (2018年12月10日 23時) (レス) id: 89e040e4cb (このIDを非表示/違反報告)
わたリン(プロフ) - イチさん!!更新ありがとうございます(´；ω；`)お待ちしておりましたヽ(；▽；)ノ凄くきゅんきゅんしましたぁ！。:゜(;´∩`;)゜:。いつまでも続きをお待ちしております(。>ω<。) (2018年10月10日 17時) (レス) id: 361028ec87 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - ようかんさん» 大変ならがくおまたせしました。待ってくれている人がいると思うと本当に頑張れます。次は早めの更新で頑張ります！！ (2018年10月10日 6時) (レス) id: be08ec388e (このIDを非表示/違反報告)
ようかん(プロフ) - 初めまして!!イチさんの宮玉小説、既に何回も繰り返し読ませて頂いてます。なので今回の更新がとても嬉しいです!これからもイチャイチャ待っております! (2018年7月25日 22時) (レス) id: 9be9c5d695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチ
| 作成日時：2017年12月6日 17時
