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「お前、信じらんない。」

「え…。」

「ここ、みんないる楽屋だけど?」

頬と耳を赤くした玉が目を合わせずに小さな声で非難めいた。

「あっ、うん。ご、ごめん。」

そうか。

玉の言う通りだと思い回りを見渡してみたけれど別に誰も気に留めてはいなかった。

というか、よくよく思い返せば最初に可愛いことを言ってきたのは玉の方だけれど。

まぁそれはいいか。

言ったところで勝てるわけでも勝ちたいわけでもない。

「はぁ、あっつ。」

手で顔をパタパタと仰ぎながら玉が言う。

目元も頬も耳もうなじも赤くなっている。

照れている玉も凄く可愛いって言ったらまた怒るのだろう。

色が白いから、赤くなるの解り易い。

ベッドの上でも赤く染まっていたな、玉のうなじ。

あー、やばい。

やばいわ、本当。

「玉、可愛い。」

「はぁ!?」

小さな声で呟いたのに、聞き逃さなかった玉が更に赤くなって俺を睨んだ。

玉の声が大きかったのでいよいよメンバーに注目された。

玉は構わずに俺の腕を拳で3発殴って来た。

普通に痛い。

でもメンバーは皆、そんな俺たちを見て「相変わらず仲が良いね」と言った。

え?待って?

ボコスカ殴られているってのに?

っと思ったりもしたけれど「そうなのよ」と適当な相槌を打って流した。

今までと今では何もかもが全て違っているのに。

仲が良いね、だって。

さすが千ちゃん、ナイス〜。

あぁニヤニヤが止まんねっす。

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わたリン(プロフ) - イチさん、お気になさらず…いつまでもお待ちしております〜(*´▽`*)楽しみがあるってありがたいデスよ(〃'▽'〃)よろしくお願いいたします(。>ω<。) (2018年12月19日 20時) (レス) id: 361028ec87 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - わたリンさん» ほんっとお待たせしてしまってますよね、、すみません。難しいです。。でも適当にはしたくないので頑張りますね!! (2018年12月10日 23時) (レス) id: 89e040e4cb (このIDを非表示/違反報告)
わたリン(プロフ) - イチさん!!更新ありがとうございます(´;ω;`)お待ちしておりましたヽ(;▽;)ノ凄くきゅんきゅんしましたぁ!。:゜(;´∩`;)゜:。いつまでも続きをお待ちしております(。>ω<。) (2018年10月10日 17時) (レス) id: 361028ec87 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - ようかんさん» 大変ならがくおまたせしました。待ってくれている人がいると思うと本当に頑張れます。次は早めの更新で頑張ります!! (2018年10月10日 6時) (レス) id: be08ec388e (このIDを非表示/違反報告)
ようかん(プロフ) - 初めまして!!イチさんの宮玉小説、既に何回も繰り返し読ませて頂いてます。なので今回の更新がとても嬉しいです!これからもイチャイチャ待っております! (2018年7月25日 22時) (レス) id: 9be9c5d695 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イチ | 作成日時:2017年12月6日 17時

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