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いくところ、みたい。

俺が与えた刺激で、好きな子が絶頂を迎えるところ。

快楽に堕ちるところ。

「な、んで。んっ、ねぇ!」

玉の手が伸びて、その手が俺のペニスに触れた。

「な、玉っ。ちょ、あっ。」

「なんだ。起ってんじゃん。」

先ほどまで眉を八の字にして耐えるような表情をしていた玉が、安心したようにふわっと笑った。

その顔に見惚れて、呆けたように静止してしまったその隙に玉の手がゆるゆると動かされる。

「な、玉。うっ、なにして…。」

「なにって、お前と同じこと、だろ。」

玉の細長い指が俺のを握っている。

それだけで信じられないくらい気持ちがいいのに、更に官能的に動かされて人差し指で鈴口を擦られた。

「待って。い、いっちゃう、から。」

「んはは。うん。いけば?」

「はぁ!?」

なに言ってんの?

マジで、言ってんの?

なに、なになになに。

ちょっと、本当に、頭が全くついていかない。

「んふふ、はぁ。気持ちい?俊くん。」

俺を下から見上げながら悪戯に笑んだ。

気持ちいいに、決まっている。

好きな子に触られたら、当然。

「はぁ、玉…。」

「形勢逆転だね。」

舌っ足らずに言い終わると同時に舌先で形の良い薄めの上唇を舐めて見せた。

覗く下の赤さ、濡れた唇。

たまらなくなって、玉の後頭部に左手を捻じ込ませ、引き上げるように寄せて唇を重ねた。

舌を侵入させ口内を舐め回した。

玉が鼻にかかった声を漏らす。

気持ちよさそうに、でもたまに苦しそうに響いた。

それでも俺への愛撫は止めなかった。

俺ももう一度、右手を伸ばした。

キスの合間に漏れる玉の吐息が段々と蕩けていく。

いい加減に限界だった。

きっと玉も同じで。

「一緒に…。」

囁いたら玉が余裕なく首を縦に二回振った。

二人とも横寝になって夢中になって互いを扱いた。

たまに触れ合って、それが信じられないくらいの興奮材料だったから次第に擦り合わせるようにくっついた。

最後は一緒に握るように互いの手を添えて扱き、ほぼ同時に果てた。

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わたリン(プロフ) - イチさん、お気になさらず…いつまでもお待ちしております〜(*´▽`*)楽しみがあるってありがたいデスよ(〃'▽'〃)よろしくお願いいたします(。>ω<。) (2018年12月19日 20時) (レス) id: 361028ec87 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - わたリンさん» ほんっとお待たせしてしまってますよね、、すみません。難しいです。。でも適当にはしたくないので頑張りますね!! (2018年12月10日 23時) (レス) id: 89e040e4cb (このIDを非表示/違反報告)
わたリン(プロフ) - イチさん!!更新ありがとうございます(´;ω;`)お待ちしておりましたヽ(;▽;)ノ凄くきゅんきゅんしましたぁ!。:゜(;´∩`;)゜:。いつまでも続きをお待ちしております(。>ω<。) (2018年10月10日 17時) (レス) id: 361028ec87 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - ようかんさん» 大変ならがくおまたせしました。待ってくれている人がいると思うと本当に頑張れます。次は早めの更新で頑張ります!! (2018年10月10日 6時) (レス) id: be08ec388e (このIDを非表示/違反報告)
ようかん(プロフ) - 初めまして!!イチさんの宮玉小説、既に何回も繰り返し読ませて頂いてます。なので今回の更新がとても嬉しいです!これからもイチャイチャ待っております! (2018年7月25日 22時) (レス) id: 9be9c5d695 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イチ | 作成日時:2017年12月6日 17時

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