53.伝言 ページ4
「なんとー！ここに来て吹雪までもがダウンだ！」
木野「吹雪くん！」
目金「まさか…これほどの苦戦を強いられるとは…」
吹雪さんの周りに集まるメンバー。
円堂「しっかりしろ吹雪」
ビヨン「そろそろ限界だな。この気温の中、よく頑張ったと認めてやろう」
円堂「何！？」
それって…
A「(『諦めろ』って意味かよ…！)」
ザック「最後に勝つのは極限まで鍛え上げられたフィジカルを持つ俺達だ！」
「お前達の得意なチームプレイで、俺達の攻撃をどこまでしのげるかな？」
「久遠監督、吹雪に代えて宇都宮虎丸を投入するようだ」
また不動さん悔しがっただろうな…
「宇都宮、吹雪に代わってピッチに入ります。さぁ、残り時間も少なくなってきました。
イナズマジャパンのピンチを打開する起爆剤となるか！？宇都宮虎丸！」
円堂「頼んだぞ！虎丸！」
虎丸「はい！あと…池長さんに久遠監督から伝言です」
A「伝言…？」
虎丸「えっと…『敵がボールを持っている時以外は動くな。持ち場にもどれ』だそうです」
円堂「え？」
鬼道「どういう意味なんだ…？」
A「…とりあえずわかりました。ありがとうございます」
私は持ち場に戻ってかがんで考え込む。
動くな…？
どういう意味なんだろう…？
せっかくの試合なのに…
てか動かないとかここにいる意味ないだろ。
でも、監督が意味ない指示なんか出さないよな…
A「んー…わからん！」
まあ気にしてもしょうがねぇか。
とりあえず、指示通りにやってみよう。
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作者名：アズサ | 作成日時：2015年2月3日 17時
