ミステリー探偵事務所 (ページ6)

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初めての仕事(後編) ページ6

その翌日、机で寝ていた静香を叩き起こし星野さんから渡された地図を頼りに奥さんを探す
・・・のだけど
『・・・。』
「・・・。」
「・・・いないね。」
『・・・うん。』

星野さんの嘘つき！！
どこに奥さんがいるんですか！！
探して5時間経ってもちっとも現れないんですけど！
でも、そんなこと言っても仕方ないから探し続けた。

それから、4時間後に静香が淡いオレンジ色のスカーフを見つけた。そのスカーフはなんと奥さんのスカーフなのだった。少し泥がついていたが、名前に「星野朱美」と奥さんの名前が書かれていた。
私達はスカーフがついていた泥は道に点々と続いていた。
そして一つの家の前で止まっていた。
私と静香でドアを壊し、家の中を探した。
すると、ベットの隙間から誰かの影が見え、ドアをどかすと奥さんがいた。
奥さんは、震えながら私達に
「すみません・・・。すみません・・・。」
と何度も謝っていた。
私は、すぐに問い詰めた。
「ふざけないで下さい！貴方をどれだけ旦那さんは探していたのか分かっているのか分かっているんですか！」
『ちーちゃん！やめて！』
「静香は黙って！」
奥さんは泣きながら話した。
「・・・あの人の嫌だったからじゃありません。むしろ、優しい人です。ですが、その優しさが他の女にもしているのかと思うと怖かったんです！」
その後、奥さんは星野さんの元に返した。彼にはちゃんと奥さんにちゃんと話し合って欲しいのと
本人も反省しているので責めないでと伝えた。
こうして、私の初めての仕事は終わった。