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私の友達 ページ7

ミステリー探偵事務所通称ミス探から歩いて3分にある「クローバー」というカフェがある。
ここのカフェは、チョコレートパフェが美味しいので有名なのだが、値段が500円なのであまり買わない。だが、私はここのモカが好きなので仕事が終わったらいつもここで一息ついている。
今日も仕事が終わってここにきている。静香も誘ってみたら
『仕事が終わったらすぐに行くよ。』
と返していた。
なので、私は空いていた真ん中の席で静香を待っているのである。
すると、
「千代・・・、ここ・・・、座って・・・いい?」
と私に声をかけた人がいた。
茶色のショートヘアに
青色のブラウスに
グレーのスカートをつけていた女性だった。
私は彼女を知っている。
みきの妹の水沢香
私に静香を紹介した張本人である。
静香を待っていたから暇だったし
私は彼女に
「いいよー。」
と返した。

とりあえず、私はモカを香はカフェオレを頼んで話をした。
「それでさ・・・、私が紹介した・・・入江静香ってどういう子・・・?」
と香はオドオドしながら私に質問した。
私は呆れながら
「とても、行動が読めない子よ。この前なんか、無理そうな依頼を引き受けて・・・。」
と返した。
すると香は、
「そうなんだ・・・。賑やかだね・・・。」
と返し
「賑やかで済ませるの?それ」
と私は返した。
そして、私も質問した。
「それで、大学を通いながらみきの紹介所を継いでいるもんね。大変じゃない?」

香はまだ大学生ではあるが、みきが亡くなった後彼女が「水沢紹介所」の所長になっているのだ。
だから、大変じゃないかと質問した。

そしたら、香は
「うん・・・。姉さんがやってた頃よりは・・・大変・・・かな?」
と返した。

暗い表情なのは当たり前か。
みきが亡くなった時、一番辛かったんだから。

そしたら、香は私の心を察したのか話題を変えた。
「そういえば・・・、姉さんと静香って似てるね・・・。」
と言った。

確かにそうだ。
私自身も
一瞬みきと間違えたんだから。

だけど、何で静香は香のことは知っていてみきのことは知らなかったんだろう・・・?
そして・・・みきは「あの日」何を伝えたかったんだろう・・・?

そう考えていたら、カフェオレを飲んでいた香が心配そうに
「千代・・・、どうしたの・・・?大丈夫・・・?」
と言っていた。

私はハッとして
「ゴメン、ゴメン考え事してたんだ。」
と返した。

その後、仕事が終わった静香と三人でおしゃべりをして楽しんだ。

*作者から→←初めての仕事(後編)



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作者名:弓原鈴 x他2人 | 作成日時:2017年3月5日 18時

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