ミステリー探偵事務所 (ページ11)

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「違うわ。私が今働いているところで出会ったみきと瓜二つの女の子。」

あっ・・・、うん・・・。
絶対その子私だ。
「その子はね・・・、行動が全く読めないほどバカなのよ。」

そうですか。
それは失礼・・・、

「でも・・・、何故か憎めない性格でそれがみきにそっくりなの。」

えっ？

「あの子の笑顔もみきに似ていて心から優しくなれるのよ。」

優しくなれる・・・？
どういう事？

「みきに今まで黙っていたんだけどみきの笑顔は人を優しくできる力があるの。心が温かくなって
明日を生きる勇気が出るの。」
『そうなんだ・・・。でも何で言わなかったの？』
「だって、はずかしいじゃない。そんな事言ったら。」

そっか、みきさんの笑顔は優しい気持ちになれるんだね。

「でも・・・みきの笑顔も好きだけど、あの子の笑顔は違う次元なの。」

えっ？

「あの子は笑っている瞳は青空を見上げている女の子みたいにまっすぐなの。その瞳で
笑っているあの子を見ると私自身も笑顔になるくらいに素敵な笑顔なの。」

・・・ダメだ。
・・・嬉しいなんて、
・・・こんな気持ちになったら
「あの日」みたいになる。
そんなの嫌だ。