最終話 ページ50
▽
「……何してんだ？さっきから行き交う女達ばっか眺めてんな」
「あ。よっ、トシ。
みんなキモノ着てるなーって見てたネ」
「着物？」
「うん。今度の依頼はキモノ着て大人しく座ってれば、おいしーもの食べれるらしいアル。
でも私
そんなことを土方とAが話した数日後、
土方は無理やりお見合いさせられることになって
しかもその相手は依頼とは名ばかり、色々な事情と思惑で借り出されたAだったっていうオチがあり
勿論二人のお見合いなんてそんなことを許すはずもない
過激派筆頭神威・そして沖田、ついでにゴリラとジミー
銀時とおまけに新八、全員会場へ乗り込んでいってひっちゃかめっちゃか、なんてことがあったり。
▽
「ふーっ、遅くなったネ、もうすっかり夜アル」
「ああ……」
依頼が長引いて、やっと万事屋へ戻ってきたAはしかし神威が心配するからとすぐに帰ろうとして、
「……銀ちゃん？」
「……帰んなよ、A。
てか、」
“帰したくねェ”
神威や周りの男達へいつしか強い嫉妬を覚えるようになった自覚をして、そしてAへの想いも自覚した銀時に引き止められたり。
そんなこんなな日々が、過ぎていく。
▽
「神……威……？」
姉弟が住むいつもの家、
いつも寝ている布団、Aはそこに縫いとめられる、
ただ一人、弟の神威によって。
「モ、モーどいてヨかむい、
お遊びの時間はおわりアルよ、はやく寝なきゃネ」
ここには勿論二人っきり、邪魔する者も
止めてくれる人も、いない。
「……どっかで、分かってたろ？
俺が、姉さんを
Aをただの姉になんて見てないって」
「……いまなら、まだ……もどれるアル。
だから、神威」
「そうやって、気づかないフリをして蓋をする。
でも、もう させないよ」
指先が、視線が
確かな熱と、欲と、それ以外の感情を以てAに伝える。
神威は言った。
今から
「今から、オマエを抱くよ」
「嫌ならば 本気でもがいて、振りほどいて
俺を拒んでみてよ
“おねえちゃん”」
そして、姉弟の行き先は―――。
【逃げた子兎、支配する兎�Δ愨海�】
本編に載せる姉弟パロはこれで終了となります、需要次第で別にエピソードを掘り下げ・まとめたものを作る可能性有。
また、今後の更新状況についてマイページのボードの方にまとめてあるので、よろしければご確認下さい。
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ぽてうさ(プロフ) - 鈴音さん» 初めまして！お返事遅くなり申し訳ありません(・・;)一作目から読んで下さっていたなんて光栄です、ありがとうございます！コメントを貰えるととても嬉しいです。ただいま6の方を製作中なので、早く公開できるよう頑張りたいと思います(*^^*) (2019年2月5日 8時) (
レス) id: 6e545ade18 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - 初めまして！実はこの作品は一作目から読ませていただいていたのですが、コメントをするのが恐れ多くて今までできていませんでした((((((゜ロ゜;ですが丁度更新再開されたので、コメントさせていただきました。これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！！！ (2019年1月12日 22時) (レス) id: 737011c58c (このIDを非表示/違反報告)
ぽてうさ(プロフ) - なんとか完結できました、お付き合い下さりありがとうございます(；v；)！次回からは文字数的にどこまで入るかによりますが、神威と高杉さんがメインになる展開へ移行していく予定です！また自作もお付き合い頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年1月12日 19時) (レス) id: 6e545ade18 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてうさ(プロフ) - lastpinさん» そういって貰えてうれしいです、ありがとうございます(●´ω｀●)エピソードだけはポンポン思い浮かんでくるので、上手くお話にできるよう頑張ります！ (2019年1月12日 19時) (レス) id: 6e545ade18 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 5巻完結おめでとうございます！次回の6が今から楽しみです！高杉さんの出番が増える事を願って…(笑)。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: 245213e437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてうさ | 作成日時：2018年6月16日 19時
