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クラス担任、年齢は秘密☆な独身のむさし(=むぅくん?)
本人と思われるTwitt○rを発見してしまった私は、暇つぶしに過去ログを遡っていた。


やっぱり相当気にしてるんじゃないか、髪の毛。
ちなみにむさしがハゲなのは事実である。

というかむ、むぅくんて……。

やばい、死にそうだ。



「ぐひひひひひ」

「怖い」


声を抑えるように笑い声を上げていた私の横に、いつの間にか立っている“奴”。




いつ見てもどこか眠たげな目元、人工色に染まっていない、寝ぐせかセットか分からない
柔らかそうな少し癖のある黒髪。

私はいつも何故か、そんな奴の頭をぽんぽんとわしゃわしゃしたい衝動に駆られる。

いつもきているカーディガンは、ブレザーからはみだして指先をおおっていて。
無意識の萌え袖か畜生!なんて。



際立って目立つことはないけど、整った顔立ちと独特の雰囲気はどこか目を惹く。

そして極度のめんどくさがり屋。



「おおうっおはよう影山」

「……ん、おはよ」


それが、この影山凪紗っていう人物だ。……多分。


ちなみに私は白戸Aです。
顔面も体型も、成績はともかく
至って平々凡々な高校生だと思われます。


影山は私の隣の席に腰を下ろすと、距離をとるように机ごと横に移動しだした。

「なんで離れるんですか」

「……こんな不気味なひとのそばにいる勇気、俺にはないよ」

影山はそんなことを言ってきやがる。


「じゃあ自席にお戻りになればいーんじゃないでしょうか……」


影山は、私の隣の席ではない。

同じ列の一番後ろが、本来の影山の席だ。



影山は、空き時間のたびにとなりに来る。

「やだ。
ここあったかいし」

すぐにこんな言葉が返ってきた。

「たしかにここはストーブの目の前の席であったかいけどさー……」

影山は外の寒さで冷えた指先を、ストーブにかざし暖めている。


「……だから、白戸がとなりでも我慢することにする」

我慢って言葉がちょっと、いやかなり気になるけど。
気になるけど!


「……そーでっか。」

影山が、となりにいるのは嫌じゃない。


影山は、寒がりだ。



「でも影山くんよ。一応そこは東くんの席だから、東くん困っちゃうよ」


「だいじょうぶ。東くん、まだ登校してきてないし」


「あああの僕ならもうここにいいますすすっ」

「本当だ。まだ来てないね」

「うびゃええええ※☆◇◎」

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設定タグ:無気力 , 高校生 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ぽてうさ(プロフ) - ミヨン(ウジ子ちゃん大好きっ子)←さん» こちらにもコメントありがとうございますー!とても嬉しいです、できるだけ更新進められるよう頑張りますね(^o^) (2018年8月19日 17時) (レス) id: 6e545ade18 (このIDを非表示/違反報告)
ミヨン(ウジ子ちゃん大好きっ子)← - メッサオモロイ! (2018年8月18日 23時) (レス) id: 204b933cc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽてうさ | 作成日時:2018年6月10日 0時

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