【銀魂】逃げた子兎、支配する兎 6【神威】

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「私これ初めてみたネ、なんか面白そうだからやろうヨ」

「でもこれ、依頼人さんに預かってる荷物の一部ですよね？
勝手に使っちゃって大丈夫かな」

「終わったらちゃんと戻しておきゃ平気だろ」

ということで、3人で人生ゲームをすることに。

「じゃあ、銀行の役割は僕がやりますね。
Aちゃん、車の色何がいい？」

「赤にするアル！」

「決まったか、じゃーA、お前の穴に固くて長ェこの棒を入れてみろ」

「んん……キツくて上手く入らないアル……」

「ちょっとォォォォ紛らわしい会話しないでくれます勘違いされるでしょーが！！」

「俺達はただ選んだ車に棒人間差し込んでただけですけどォー？
何が勘違いされるって？
ったく妄想力と右手の上下運動の滑らかさは天下一品ってか、これだからチェリー君は」

「やれやれアル」

わざとらしく肩をすくめた銀時をAが真似て、2人でやれやれと呆れてみせて。
絶対こいつらぶっ潰してやる、と新八が人生ゲームで報復を誓ったりだとか。



「3こい3こい3、3……って4かよチクショー狙ってた石油王通り過ぎちまうじゃねェか……あれ、コレ俺の職業もしかしてフリーター？」

「ゲームの中でも夢がないですね銀さん。
あ、3が出た！ つまり僕が石油王ってことになりますね、いやぁなんか申し訳ないなぁ〜。
Aちゃん、石油王の職業カードとってくれる？」

狙った職業マスに止り損ねた銀時が結局職業：フリーター(貰える給料が一番少ない)
になったり、

「大変アル……新八の職業：眼鏡 のカードがいくら探してもないネ！
このままじゃ新八は無職のゴミ屑プー太郎になるしかないアル……！」

「いやAちゃん人生ゲームに眼鏡なんて職業ある訳ないでしょ、だからその中にある石油王を渡してくれれば「なにィ？ それは問題だな。
確かに俺が探してみても、職業に眼鏡はねェ……それならせめて童貞王を、と思ったが
それさえ見つけてやることができなかった……クッ」

「クッ、じゃねーよなんだよ童貞王って頼まれてもいらねーよ！
だからさっさと石油王こっちに下さい」

「無理すんな、新八。
お前の天職を捻じ曲げることになる、コレは渡せねェ」

「でも銀ちゃん、無職はあんまりアル」

「そうだな、新八が夢を掴むまで……それまでは俺と同じフリーターってことにしておいてやろう」

「なんでだァァァ！！
オメー等結局、石油王渡したくないだけだろ！！！」

新八は石油王になり損ねたり。

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