【刀剣乱舞】帰ってきてください、主、切実に

二十七話*あーん ページ34

早くも夕餉の時間。
短刀達に連れられて大広間に着いた。


本日の夕餉内容は…



「はい。今日は誰かさんからの要望で肉じゃがだよ」



歌仙がいい笑顔で差し出してきたのは肉じゃがだ。
…むしろ肉より野菜(しかも人参)多めの肉じゃがだ。



「…私ただ単に肉でいいって言ったよ?」

「肉も食べるなら野菜だって食べないと?」

「ごめん私人参とは和睦できなﾓｺﾞｯ!?」





無理矢理口に押し込んできたよコイツ!?
こんな物騒な「あーん♡」があってたまるか(白目)




「ほう…僕が調理した肉じゃがを食べれないと?」

「人参不味い人参やだ無駄に甘ったるいんだもんあれ…」

「食え。野菜を摂る事も大事だ。医者の君なら尚更だろう…!」

「嫌だっつってんだろこの似非文系…っ!」




私に食わそうとする箸を掴み、必死に退ける。
……こいつ力はめっちゃあるんだよねゴリラだから!!




「頑張れ姫ちゃん!文ゴリに負けるなー!」


おい主!歌仙を煽るな!
コイツ文系名乗ってるくせに血の気多いんだから!




「あーもー分かったからー!人参食べるからー!
ほらとっとと食わせろ!」

「…ふふっ、分かってきたじゃないか。ほら、口を開けるんだ。」

「あー」


口に入ってきたのは…



甘ったるい人参じゃなくて、柔らかく煮込んだ豚肉だった。




「(おー!これはまたナチュラリーなあーん!)」

「「「(歌仙ﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝ!!!)」」」

「…!///(←ようやく気づいた)
こんなの、風流じゃない…っ!//////」

「あーもうこの際このまま食べるわ。歌仙ー、次お願い。あー肉だけね?」

「自分で食え!///」



……そんな顔赤くして怒鳴らなくてもいいじゃないか。


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【刀剣乱舞】姫鶴一文字が可愛すぎて辛いっ!!【コラボ】

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