夢を見たいなら金払え！2【W.r.w.r...ｄ!】 (ページ5)

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52本目:鶴ページ5

さおり「ん～、これもいいかなぁ。...あ、でもこれも...」

Gr「しおりさんならこれも合うと思うぞ。」

さおり「あ、確かに！」

今はコスメを選んでいる。やっぱり女の子はこういう可愛いの好きだもんね！
アクセサリーでもいいかと思ったけれど、しおりは最近ショッピさんからもらったネックレスがお気に入りみたいで、ずっと着けていたからコスメにしようと思ったのだ。

...そういえばこの前鏡の前で嬉しそうに笑ってたの盗み見しちゃったなぁ。

さおり「ん～、迷う...。」

Gr「...これなんてどうだ？」

グルッペンが見せてきたのは可愛い装飾がされたピンク色のリップ。
...か、可愛い...。自分でも普通に欲しくなる。

さおり「へ、めっちゃ可愛い...これにしよ...！」

会計を済ませ、グルッペンと一緒にカフェに行く。
...グルッペンの事驚かせたいなぁ。最近私が驚かされてばっかりだし。

さおり「わ、お洒落なカフェだね！」

適当に注文をし、席に座る。
...ちょっと仕返ししよ。

さおり「ねぇグルッペン。」

Gr「どうした？何かあった....か...。」

さおり「ふへ、特別ね！」

グルッペンの額にキスをする。...ちょっと恥ずかしいなこれ...。
グルッペンは一瞬硬直すると、顔を隠して下を向いてしまった。
...これは効果あり？

Gr「あのなぁ...。営業なのかは知らんが、こういうことを容易く男にしたらダメだぞ。」

本気にするやつもいるからな、とグルッペンは言う
...あれ？もしかして私説教されてる？

さおり「別に本気にしてもいーよ？」

...なんちゃってね。と付け足すと、滅茶苦茶呆れられた。
私よく呆れられるよね、なんでだろ。

Gr「なぁ、他の奴にもこういうことやってるのか？」

さおり「んーん、してないよ。」

まぁ太客には普通にしてたけどね。
普通に騙されてくれたみたいで、安心したような顔をしながら、そうか。と言ってくるグルッペン。...その顔やめてほしい。心がグってなるから。
その後、また同伴してもらった。しおりへの誕プレも無事に買えたし、よかったな。
喜んでくれるといいけど...。