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「次はメガネだー！」
「スイカもお手伝いするんだよ」
服を着替えた後に村の人に紹介してもらって、メガネを作りに向かう。紹介してもらった子の中に居たのがこのスイカを被ったスイカちゃんだ。控えめに言ってもめっちゃ可愛い。
「じゃあまずは視力検査からな」
「うわっ嫌な響き。自分に合ったメガネを作るためだとは分かっているけど抵抗したいこの響き」
「ゴチャゴチャ言ってねーで始めんぞ」
視力検査の結果はだいぶヒドかった。知ってたけど。でも、千空さん……あ、彼にもさん付けやめろって言われたんだった。千空はそんなことどうでも良いみたいでちゃんとメガネの度があってるか気にしてくれた。
「うん、良く見えるよ。で、思ったんだけど君たちスゴい美形なのな」
「びけい？」
はてなマークを浮かべているスイカちゃん。もうその様子がスデに可愛いんだけどね。
「うん。綺麗とかカッコいいとかそういう意味だよ」
「その君たちの中に俺は入ってる？」
「あ、ハイ。あさぎりゲンは美形ですね」
「なんで俺だけフルネーム！？しかも感情こもってないし、ドイヒーだね！」
事実を言ったのにドイヒーとか言われた。事実を言ったのに！大事なことだから2回言ったよ。何かゲンの側によるとお花の匂いがして、嫌ではないんだけど何か……。
あ、そういえば銀狼くんはどんな感じなんだろ？一番近くで見たからそんなに見違えるってこともないだろうけど。
「門番くんたちのところ行ってきます！」
ピシッと敬礼をすると気を付けてね〜とあさぎりゲンに手を振られた。どうやら千空もゲンもついてくる気は無いみたいだ。
「スイカはAにお供するんだよ！」
「やったー！可愛いお供ちゃん確保〜」
スイカちゃん可愛い！何となく差し出してしまった私の手を握って一緒に歩いてくれる。スイカちゃんの歩くスピードにあわせてゆっくり門番をしているあの2人の元へと向かう。
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作者名：宇治銀時 | 作成日時：2024年1月6日 23時
