徒然なるままに、夢を見る。 (ページ4)

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『藤フタフリ』【刀剣乱舞】ページ4

おなじみ長谷部。
夢主の姉が出てくる。
審神者名固定です。すみません。
なんなら自分の中でこのお姉ちゃんがメインでお話があってその妹のお話って感じ。何言ってるかわからねぇと思うが俺も(略)

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「え、審神者！？」

「そーなんだよ、お願い。好きな物おごって上げるから審神者やってー！！」

そんな姉のいきなりな発言から、あれよあれよと言う間に審神者とやらに仕立てあげられた私。

移動中に詳しく話を聞けば、そもそも私を審神者にするという話は数年前から出ていたそうで危険な目にあわせたくないという姉の想いから数年間は姉が本丸とやらを2つ掛け持ちで運営することによって何とかやっていたらしい。

ちなみに姉が審神者という仕事をしていることは私自身知っていた。知っていたし、たまに現世に戻ってくる姉からやたら詳細に審神者の仕事内容も説明された。

今思えばあれは、中々言い出せない姉の必死な打開策だったのかも知れない。あまりちゃんと聞いてなかったけど。

「じゃあ、ここがAの本丸ね。ちなみにここから先、門を潜ってからは私同様に審神者名を使うこと。それから絶対に刀剣男士に本名は教えないでね」

「あー、神隠しだっけ？はいはい」

「審神者名は覚えてる？」

「秋桜でしょ。姉ちゃんが百合だよね。大丈夫、何も問題ないって。この……ごんぎつねもいてくれるんでしょ？」

ごんぎつねじゃなくてこんのすけだよ！と訂正する姉の言葉を軽くスルーし、この門の向こうに何があるのかと想像する。やっぱ古い屋敷なのかな？寝殿造的な。

そうだとしたら冬とか寒そうだし、夏暑そうだな。面倒だわ。

「この後は引き継ぎの儀をして、そこで完了となります。儀が終わりましたら百合様はご自分の本丸へお帰りください」

きつねが喋った！？といちいち驚いていると、姉は特に触れることなく。というか、むしろ私を一人この本丸に残したくないと泣く始末。相変わらずこっちが不安がる隙も与えてくれんなこの姉は。