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「君と一期一振が恋仲だという話なんだが」
「ぶっ！！」
気にしては負けだと心を落ち着けていた最中、鶴丸の口からとんでもない内容が飛び出して、私はお茶を吹き出した。
「おいおい、大丈夫か」
噎せ込む私の背をさする鶴丸を制止して、あたりを見渡す。
「な…何を言うんですか！出鱈目も大概にしてください！」
声量を落として小声で伝えると、鶴丸もそれに合わせて声を小さくする。
「いや、出鱈目も何も俺は前田たちが話していたのを聞いていただけだぞ。それで事実なのか？」
さらりと聞いてくる鶴丸に一から説明しようとして、一体どこから話せばいいのかと面倒になりがくりと項垂れる。
この書類の締切が差し迫った状況で、長くなる話をする気が起きない。
何より事が事だ、時間があったところで好んで話そうと思わない。
しかしこの男に「色々あった」などと言えばどう誇大解釈するかわからない。危険すぎる。
「…口止めするにしても確実に揶揄ってくるだろうし」
「ははは、口に出てるぞ」
気にもしていない様子で指摘する鶴丸に「出してるんですよ」と短く返す。
「……これが片付いたらお話します。それまで待って頂けますか？」
考えた末、私は経緯の説明をすることにした。
私自身もはぐらかされるのは好きではないし、放置すれば新たな誤解を招きかねない。
「よしきた。ならその書類を手伝ってやろう」
鶴丸はぱっと顔を輝かせて、私の手元から半分ほど書類を取り上げる。
「現金な方ですね」
ため息混じりにちくりと言ってみると、鶴丸はにっと悪戯っ子のような笑みを見せた。
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ぽん(プロフ) - 嵯峨野ルナさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！しばし離れていたジャンルですので少々浦島ですが、こんなお言葉を頂けてありがたい限りです…！ら良ければお暇なときにでも、引き続きお付き合いくださいませ (10月14日 14時) (
レス) id: 87fc64d822 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野ルナ(プロフ) - 最高な作品に出会えて嬉しいです。お体に気を付けて、更新楽しみにしております！ (10月14日 10時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野ルナ(プロフ) - 初めまして！コメント失礼いたします。とても素敵な作品で1日に2度も繰り返し読んでしまいました。綺麗な言葉遣いでキャラクターの魅力が惹き立っていますし、夢主も私好みでキャラ達との関係も今後が非常に楽しみです！ (10月14日 10時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2023年10月9日 16時
