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一期はそう言って、唇の前で人差し指を立てる。
「「！！」」
短刀たちは一期の言葉に驚いて、様々な反応を見せた。
皆、さぞ驚いたことだろう。
その筈だ、私も驚いている。
「っいち…」
「ご容赦を」
私はすぐに一期に物申そうとしたが、私が何か言う前に一期は申し訳なさそうに謝罪をした。
「弟たちは主を大層慕っております故、事実を話せばどう出るかわかりません」
頭を垂れるその様子は本当に他意は無い様子で、私の言葉は行き場をなくしてしまう。
「…構いません。私も、咄嗟に言葉が出なかったので」
言って、手に触れた服の裾を握り締めた。
まだ私は、頭の整理がついていないらしい。
「それより、貴方は良いんですか？…あの子たちは、すっかり信じ込んでしまったようですが」
私たちが疎外感を感じ取る勢いで盛り上がっている短刀たちを一瞥して問いかけると、一期がふっと笑う。
「明言したわけではありませんから、どうとでもなるでしょう」
「……っふふ、」
想像していなかった返答に、私は小さく吹き出した。
品行方正という言葉を表したようだと思っていたけれど…
「…悪いお兄様ですね、兄のように倣えとは言えないかもしれない」
その真似をするようにして、意地悪く笑ってみせる。
「おや、手厳しいですな」
一期はそんな私に釣られるようにして、くすくすと笑みを漏らした。
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ぽん(プロフ) - 嵯峨野ルナさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！しばし離れていたジャンルですので少々浦島ですが、こんなお言葉を頂けてありがたい限りです…！ら良ければお暇なときにでも、引き続きお付き合いくださいませ (10月14日 14時) (
レス) id: 87fc64d822 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野ルナ(プロフ) - 最高な作品に出会えて嬉しいです。お体に気を付けて、更新楽しみにしております！ (10月14日 10時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野ルナ(プロフ) - 初めまして！コメント失礼いたします。とても素敵な作品で1日に2度も繰り返し読んでしまいました。綺麗な言葉遣いでキャラクターの魅力が惹き立っていますし、夢主も私好みでキャラ達との関係も今後が非常に楽しみです！ (10月14日 10時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2023年10月9日 16時
