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「いいのかい？こんなことをして」
その問いかけには答えず、顔だけ振り返る。
「いいんですか？貴方には頼み事をした筈なのに、そこで転がっていて」
本日の近侍となっている鶴丸は、近侍あるまじき態度…というより、最早部屋に遊びに来たというような風体でごろりと畳に寝転がっていた。
「頼み事ならもう終わったぜ。だから今は退屈してるんだ」
鶴丸は部屋の端にある小さな机を指すと、その腕をだらりと下げる。
鶴丸の指した机の上を確認すると、なるほど確かに頼んでいた仕事は全て終わっているようだった。
「助かりました。では次は…、っ！」
振り返りざまに次の仕事を頼もうとして、音もなく間近まで迫っていた鶴丸に息を呑む。
「……驚かせないでください」
「はっはっは、君は案外表情がころころと変わるんだなぁ」
楽しそうに笑う鶴丸にため息をつき、彼を避けて元の位置に戻る。
「なぁ、どうして急に近侍を変えたんだ？」
そのまま仕事に戻ろうとした私に、鶴丸が再度問いかけた。
今ので有耶無耶にはしてくれないようだ。
「…貴方は、知っていたんですね。前任者を殺したのが誰なのか」
筆を置いて静かに聞いてみると、鶴丸はあっけらかんとして「ああ」と答えた。
「既に君も加州の口から聞いているものとばかり思っていたがなぁ」
「……聞いていませんでしたよ」
未だに疑問と疑念は晴れないまま、顔を合わせることもできず今に至る。
「ふむ」
鶴丸は顎に手を当てて何やら考える仕草を見せると、小さく頷く。
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ぽん(プロフ) - 嵯峨野ルナさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！しばし離れていたジャンルですので少々浦島ですが、こんなお言葉を頂けてありがたい限りです…！ら良ければお暇なときにでも、引き続きお付き合いくださいませ (10月14日 14時) (
レス) id: 87fc64d822 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野ルナ(プロフ) - 最高な作品に出会えて嬉しいです。お体に気を付けて、更新楽しみにしております！ (10月14日 10時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野ルナ(プロフ) - 初めまして！コメント失礼いたします。とても素敵な作品で1日に2度も繰り返し読んでしまいました。綺麗な言葉遣いでキャラクターの魅力が惹き立っていますし、夢主も私好みでキャラ達との関係も今後が非常に楽しみです！ (10月14日 10時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2023年10月9日 16時
