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目の傷(マーダーside) ページ41

ヴ「お前は見た時から思ってたが、あたしと本当に似ている。」

マダ「何?」

俺は目を見開いた
首を絞められているにもかかわらずその表情がとても穏やかで優しげな笑みだったからだ

ヴ「どうにもできない運命と強大な力に翻弄されて、何もできない、守りたいものを守れない自分を呪って、殺戮にこの手を染めた…あたしも同じだ。」

マダ「っ…!うるさい!お前に…お前に何がわかるんだよ!」

理由わからなかった
ただ無性にイラついた
そんなあいまいな理由で俺はヴァーナの顔を殴った
強かったから彼女の口から血が出る
頬が腫れる
だが
そんなことよりも彼女の左目を見て俺は背筋が凍り目を見開いた

マダ「な…な…」

ヴ「あーあ…見られちまったな…」

彼女の片目にはひどい傷があった
焼かれたように
削ぎ落とされたように
切られたように
言葉では表現できないむごい傷がそこにはあった

マダ「なんだよ…これ…!」

俺は絞めていた手を放し腰を抜かした

ヴ「昔…いや、最近とある奴の怒りをかってな。罰を受けたんだ。まぁ一方的でどうしようもなく理不尽なことだったが…」

そう語る彼女は憎むように顔をしかめながら笑った
…もしかしたら俺は彼女のふれてはならない部分に踏み込んでしまったのかもしれない

ヴ「あ、これみんなにばらすなよ?気味悪がられるから。」

マダ「あ…あぁ。」

ヴ「立てるか?」

ヴァーナはさっきまで殺しにかかった俺に手を差し伸べた
俺は差し出されるままにその手を取った

マダ「なんで…」

ヴ「ん?」

マダ「怒ってないのか?」

ヴ「いつお前が怒るようなことしたよ。殺しに来ていいって言ったのはあたしだぞ?」

マダ「顔の傷…」

ヴ「あ?あぁ。気にすんな!最近たってそこまで近くじゃないさ。お前らにとっちゃ昔の話よ。」

お茶らけた風に彼女は笑う
なんでだ?
理解できない
ますますこいつという存在がわからなくなる
あそこまでの仕打ちをされていったいなぜ…?

ヴ「それに、お前のほうがつらかったろうさ。目の前で大事な人が殺されまくるのを何べんも見たんだ。あたしは…2回程度だ…」

マダ「2回…?それは…」

ヴ「あーあきた!そろそろ飯だしあたしは…」

キ「うわぁぁぁ!」

ヴ「な、なんだぁ!?」

マダ「ちょ、おい!待て!」

キラーが騒いだことによりヴァーナはそっちのほうに走り去ってしまいますます聞きづらくなった
おまけにそのあとは自分たちで探してみろだ
そんなの
…解き明かさざる終えねぇじゃねぇか

破滅の始まり(noside&?side)→←再戦(マーダーside)



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闇鍋ソース - スズネさん» 了解です!よし、書くぜ! (2018年8月3日 13時) (レス) id: 851136abe1 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - レイラさん» 了解です!ほお。たっぷり出るぜ!(^^)! (2018年8月3日 13時) (レス) id: 851136abe1 (このIDを非表示/違反報告)
スズネ(プロフ) - ネックレスを預けるのに一票いれたいです…! (2018年8月3日 8時) (レス) id: 7d2f556d8d (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - ネックレスを預けるよ絶対!!ガスターがまた出ることを信じてます。はい! (2018年8月2日 23時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - みさっちさん» 了解です!おっとこれで結果は決まりか…? (2018年8月2日 22時) (レス) id: 851136abe1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作成日時:2018年7月11日 21時

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