希望のソウルに惹き寄せられて3 (ページ14)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:19,700 hit

好き(夢主&マスタードside) ページ14

マ「プハッ！heh、どうだ？なかなかイケるだろ？」

イリ「ふぇ…？」

何が起こったのか分からず私はただただ呆然として腰を抜かしてしまった
マスタードは私を見てニヤニヤしている

マ「なぁ、イリーナ。」

イリ「ひゃっ、ひゃい！」

今までとは違う優しく、低い声に私は未だ呂律の回らない口で答えた

マ「みんなお前のことが大好きだ。でも俺はみんなよりお前に愛されたい。お前の特別になりたい。お前を独占したい。だから…イリーナ…好きだぜ。」

イリ「！？」

思考回路がショートしそうだ
へ？
一様一通りの事をまとめよう
みんな私のことが好き？
それはいい
私だってみんなのこと大好きだから
でもマスタードは多分そう言う意味で言ったんじゃない
特別になりたい？
独占したい？
…て言う事は

マ「なぁ、ダメか？」

マスタードの顔がまた少し近付いた
心臓の音が破裂するんじゃないかってくらい大きく激しく高鳴る

マ「イリーナ…愛してる。」

その優しくとろけてしまいそうな声についに私の頭は爆発した

イリ「そ、その事はまた今度にさせたくだサァァイ！ワァァァ！」

マ「えっ！？ちょっ、イリーナ！？」

私は堪らずその場から全速力でその場から立ち去ってしまった

イリ(あわわわ！こう言う時どうしたらいいのどうしたらいいの！？)

まだ温もりの残る唇を押さえながら私は顔をリンゴのように赤くして屋敷まで走った

イリ(初めてだったなぁ…キス…)

後に私の異様な雰囲気に、そして思考の回らなくなったせいで今まであった事を包み隠さず話してしまったせいでマスタードがお仕置きをされてしまうことになったので後で全力で謝った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マ「…柔かぁ…」

二人きりと言う状況に魔がさしたのかそれとも雰囲気だったのか
俺はイリーナにキスをしてしまった
イリーナが赤面して全力疾走した後俺はそれよりも真っ赤な顔になって悶えた

マ(な、何やってんだ俺ハァァァ！)

なんでキスした！
なんで告白紛いのことを言った！
アホか！
馬鹿が！
この駄犬が！
って自分で自分を駄犬って言ってどうする！
…でも
あいつに言った事は全て事実だ
あいつの頭のてっぺんからつま先まで
中身の中の中まで
全部全部俺色に染めたい
知り尽くしたい
俺だけを見て欲しい
それは本当の気持ちだった

マ「あー…」

俺は雪に埋もれて頭を冷やした

マ(後でボスに怒られんだろーなー)

そんな事を考えている中でも未だに俺のソウルは鳴り止まないでいた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんな感じですかね…