希望のソウルに惹き寄せられて2 (ページ42)

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懐柔上手(ナイトメアside) ページ42

ホ「なんか勿体ねー気がすっけど…」

エラーと俺は良かったが、キラーとマーダーとホラーは不服そうだった

ナ(どうすっかなぁ…てか気づけよ！今逆らったら俺らの明日が無い！)

どう状況を分かっていないコイツらに説得しようかと思ったがふとヴァーナが口を開いた

ヴ「マーダー、キラー、お前らは殺したかったり強くなりたいんだろう？」

キ「え？」

マダ「あ？…ま、まぁそうだが…」

ヴ「なら、あたしを殺せば強くなれるぜ？それに何度でも蘇る。極上のEXP生産マシーンだ。それだけじゃない。殺し方もあたしは熟知してる。教えることもできるぜ？」

マダ「何！？」

キ「えぇ！？それホントォ！？」

ヴ「ホラー、お前は人肉も食うそうだな。なら、あたしは何度狩られても再生するから食べ放題だぜ？どの部位も食べたいだけ食べられる。」

ホ「食べ…放題…！」

瞬く間にヴァーナに向けられる目が明らかに変わった

ヴ「んで？お答えは？」

マダ・キ・ホ「「喜んで要求をのませて頂きます！」」

ヴ「そう言ってくれて良かったぜ！」

マーダー達は皆頭を下げてその欲求をのんだ
…以外とちょろいのか？コイツら…

ヴ「さ、そうと決まればさっさとここからおさらばしようぜ！」

ヴァーナがそう言ってその場から立ち去ろうとした時だ

イリ「う…うぅん…」

イリーナが起き上がった

インク達「「イリーナ！/ちゃん！」

インク達は怪我も忘れてイリーナの元へ駆け寄った

ド「だ、だだだ大丈夫！？け、怪我は！？」

イリ「大丈夫だよドギー！ありがとう。みんなも心配かけちゃってごめんね…私のせいでみんな…そんなに怪我して…」

グ「馬鹿を言うな！お前のせいじゃないぞ！」

ワ「とにかく無事でよかった…」

イリーナに群がるインク達を見ながら呆れているとふとヴァーナがイリーナの方を向いているのをみた
その目はどこか安堵している様な、寂しい様なものだった

ナ「ヴァーナ？」

イリ「あれ？あのおねぇさんは？私にそっくりだけど…」

その時イリーナがヴァーナの存在に気がついた
ヴァーナはそれを見るとザッザとイリーナの方は近寄っていった
当然周りは警戒していた

ヴ「そんな睨むなよ。挨拶だけさ。…はじめまして、イリーナ。あたしはヴァーナ。以後宜しく。」

イリ「よ、宜しく？」

そう言うとヴァーナはすぐ背を向け俺達の方へ駆け寄った

ヴ「また会う時があればよろしくなぁ！んじゃ！今度こそ行こうぜ闇auのスケルトンズ！」

そしてメンバー全員の背中を叩くと陽気に鼻歌を歌いながら森の中に入っていった
動揺したが俺達もその後を追った