希望のソウルに惹き寄せられて

目の前で ページ26

パ「ニェ！お前何者なのだ！イリーナを放せ！」

　「うるさい黙れ。」

パ「むぐぅ！」

イリ「パピルス！」

黒いサンズはパピルスの言動に腹を立てたのか触手をパピルスの口に突っ込んだ

　「ナイスダナイトメア。流石AU界ノ戦闘力上位ナダケアルナ…」

イリーナはパッと声の主の方を向いた
するとそこには実態のおぼつかないサンズがおり、手にはは青い糸が握られている

イリ「離してよ！私たち貴方達に何かした？というかどちらさま！？」

エラ「アァ、自己紹介ガマダダッタナ。オレハエラー。ソッチハナイトメアダ。」

ナ「よろしくなイリーナちゃん。」

ナイトメアはそう言うとすたすたとイリーナに近寄り、触手でイリーナの顔を撫で、満足そうな笑みを浮かべた

ナ「へへ…なかなかいいやつだな…お前の言う通りこいつは使えそうだな。」

エラ「ダロ？」

パ「んー！んーんー！」

コ「や…やめて…」

何か企んでいそうなエラーたちを前にしてパピルスたちは思い思いの言葉を発した
しかしその言葉に気分を害したのかナイトメアはさらに触手のカを強めた

パ・コ「「ぐっ…！」」

イリ「パピルス！コーヒー！」

イリーナは苦しむ二人を前にして思わず叫んだ

ナ「弟骨ごときが調子に乗るんじゃない。所詮は兄骨よりも弱いくせに…俺たちに勝てるとでも思ってるのか？あぁ？ま、その兄骨達は今頃俺たちの仲間と交戦中でこっちには来れない。唯一残ってたドギーも丁度王女様(笑)と一緒にどこかに行っちまったみてぇだし…こんなチャンスもうない。」

イリ(やっぱりさっきの騒音は！)

イリ「やめて！これ以上二人を傷つけないで！」

エラ「じゃあ大人しくするんだな…」

イリ「ッ！」

エラーは糸をきつくしながらにやにやとイリーナの苦痛にゆがむ姿をを眺めた

ナ「ヒヒ…いいな、その苦痛にゆがむ絶望の表情。最高だ。」

エラ「オイナイトメア！兄骨共ガ来ル前ニトットトズラガルゾ。一人デモキタラ面倒ダ。」

ナ「ああ、そうするか。」

そう言うとナイトメアはパピルスたちの触手を解き、代わりにエラーが糸を二人に巻き付けた

エラ「ジャアナ二人共。」

ナ「せいぜい無様に泣き叫んでろよ。」

イリ「やだ…！やだ…！パピルス！コーヒー！」

パ「イリーナ！」

コ「ア…アァ…！」

パ・コ「「アアアア！」」

助けを求めるイリーナの声も空しくイリーナの目にはやがて二人の姿は見えなくなった
そして縛られた二人もまた連れ去られてしまったイリーナを助けられなかったことから無念の叫び声をあげることしかできなかった

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