愛してるよ…？【星原ヒカル】

第十四話　（続き） ページ17

ヒカル「何も分かっていない…？」

ハルキ「今日、Aの変化に気付いたか！？元気が無いのに気付いたか！？」

ヒカル「Aに変化などなかった！」

ハルキ「ならなぜ、恋人であるお前をさけていた！？」

ヒカル「それはっ…！」

ハルキ「恋人なのに…どうして分かってやらない！」

ヒカル「くっ…」

ハルキ「Aを好きな奴はたくさん居た！ジェノックにもいたし、他の仮装国にも
　 いた！…俺だってそうだ！」

ヒカル「ハルキも…」

ハルキ「Aは、お前を信じて、お前を選んだんだ！理由を言わないのだって
　 Aなりの考えがあったからだ！…Aの想いを、踏みにじるつもりか」

ヒカル「踏みにじる？僕が？Aを…」

ハルキ「Aはお前を選んだ。今Aを救えるのはお前だヒカル。
　 だが…そんなことを続けるようであれば、俺がAをもらう」

Aを傷つけるなら

たとえ、Aの愛する人でも

許さない

ヒカル「っ…！…いい加減にしろっ！！！」

ガンッ

ハルキ「…っ…！」

ヒカルが俺を思いきり突き飛ばした

頭を打ってしまったようだ、ものすごく、痛い

ヒカル「Aをもらうだと！？ふざけるな！僕はっAをっ
　 心の底から愛している！！」

ヒカルが俺の上にのって胸倉をつかんでいる

ハルキ「……」

ヒカル「愛しているから、嫉妬だってする！君を憎んだりもする！ Aにはすべてを打ち明けて欲しい！」

ハルキ「愛しているのに…無理矢理聞き出すのか？」

どうして、Aが隠したがっていることを…

ヒカル「違う！僕は支えてあげたかった！Aが傷つかないように！
　 だから君に聞いた！なのに君は…！！」

ハルキ「…！」

…ヒカルも…

ちゃんと、Aのことを考えていたのか…

だが

ハルキ「自分の恋人が悩んでいることにも気付かない奴にAが守れるのか！？」

ヒカル「っ…」

ヒカルの手をつかむ

ハルキ「支えてあげたい？何度も言う。Aはお前に知られたくないことを抱えている！
　 それでも、まだ聞きたいのか！？」

ヒカル「当たり前だ！！」

ヒカルが手を上げる…

ｶﾞﾁｬｯ

！？誰だ…！？

ヒカル「っ…！！！」

？「ヒカル…ハルキ…っ！！何してるの！！？」

？「なにやってんだよ2人とも！！」

ヒカル「A…！」

ハルキ「アラタ…！」
　

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