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14話 ページ14

志麻「あけてもええ?」



「うん」



斜め下を見ながら、手をいじくる



「あの、色々考えたんだけど、その、なんだろう…なんか…」



志麻「…スノードーム…?」



「…う、ん…」



そこに入ってたのは、丸い透明の中にオシャレな木が入ってて、雪が降り積もるスノードーム



志麻「すご…綺麗…」



「なんか、消耗品とかじゃないものあげたくて…」



志麻「…うん。すっげぇ嬉しい…絶対飾る」



「…ほんとに、嬉しい?」



志麻「うん!!」



「…へへ、よかった…頑張ったんだぁ…」



志麻「え?頑張った?」



「うん」



志麻「手作りなの?」



「え?うん」



志麻「え!?まじで!?」



「気づいてなかったの?」



こういうの作れる器用なタイプだと思ってなかった…は、多分怒るかな



志麻「こんなの作れるんだ」



言っちゃったわ



「そうなんです。出来ちゃうんです」



いたずら気な笑顔をしてる彼女は、どうやらやっと安心したらしい



志麻「オシャレじゃん」



「オシャレでしょ?」



二人で目を合わせて、笑う



ほんとにありがとうと呟いたころ、観覧車が1周を終えようとしていた



「じゃあ、帰ろうか」



志麻「うん、送る」



「ごめんね」



志麻「送りたいだけだから」



帰り道はまた、いつもみたいにふざけあって



もう彼女の家の前



「お誕生日おめでとう」



志麻「ありがとう。…ほんとに、色々とありがとう」



「うん、ふふ、じゃあ…また明日?」



志麻「うん。また」



手を振り合って、長かった今日が終わった



楽しかったなんてもんじゃない。今までの誕生日の中で…なんてもんでもない



人生で一番の思い出



志麻「…すき」



ただただ出た声は、彼女に伝えたかったもの

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鈴火@ラ - 結局Twitter(と18)してていつも通り1秒も勉強しなかった...私テストの前に家で鞄を開いたことがない!!1回も! (2019年1月31日 18時) (レス) id: 114a034f27 (このIDを非表示/違反報告)
鈴火@ラ - つなさん» え?え?何のことかわかんない。1時間目とか遅刻して20分しかテスト受けてないから!やばいね!1番苦手な英語は全部埋まったよ!!りんちゃんえらこ(あやくん風←) (2019年1月31日 18時) (レス) id: 114a034f27 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - 鈴火@ラさん» 天才的な結果だったんだろうなぁ(期待の目) (2019年1月31日 17時) (レス) id: 4e8e6011fa (このIDを非表示/違反報告)
鈴火@ラ - つなさん» つなささんに頑張れ貰ったんでもともと天才な鈴火ちゃんがもっともっと天才になるように30分勉強してくる! (2019年1月30日 22時) (レス) id: 114a034f27 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - 鈴火@ラさん» ほんとに見直しタイム入ってるね…全部見てる… 初コメなつかしいw 勉強頑張れw (2019年1月30日 20時) (レス) id: 4e8e6011fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すりらんか | 作成日時:2018年9月9日 13時

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