初抵抗 ページ39
「へぇ〜こんな綺麗な公園があったんだね」
ツナ達と合流し、公園内を進んで行く。
「きれい…」
思わず感嘆の声をもらす。
いろいろ考え込んでたけど
それをも忘れてしまいそうな程美しい桜だった。
「弱者は土に還れよ」
原作通りに
雲雀さんが部下を倒し、場所を巡って勝負することになった。
うん、まだ大丈夫
順調に進んでいる
「うぃ〜…ヒック」
来た！！
今回の最重要人物は酒に酔いながら現れた。
…させない
シャマル先生が雲雀さんに近づく前に駆け寄り、行く手を阻む。
「シャマル先生！この間はありがとうございました！」
「おぉ〜百合ちゃん
いいよ〜いいよ〜あれ位の傷だったらいつでも治してあげるよ〜」
そうとう酔っているらしく語尾に締まりが無い。
するとシャマルは肩に手を回し、唇を向けた。
……って唇！？！？
「シャマル！？止めろよ！！」
緊急事態を察してツナ達が走り出したが、少し遠かった。
「…や……だ！」
押し退けようとするが肩をがっしりと掴まれていて動けない。
こんなことならツナ君達の近くに来てから声をかければ良かった。
ぎゃぁぁぁ！！！止めてくれぇぇぇぇぇ！！
ファーストキスもまだなのに！！
迫り来るシャマルの唇に反射的に固く目を閉じる。
グイッ
「………？」
誰かに引っ張られ、窮地を脱する。
恐る恐る目を開けてみると、
シャマル先生から私を引っ張り上げてくれたのは
意外にも雲雀さんだった。
「並盛の風紀を乱すな」
「おー、わりぃわりぃ」
雲雀さんの冷たい視線を受け、シャマルはあっさりと下がった。
「あ、ありがとう…ございます」
あまりに予想外過ぎて一瞬、言葉を失った。
「…邪魔だよ
今からあれを噛み殺すから」
「え…あ、はい！
ありがとうございました！！」
足早にツナ君達の元に戻る。
まさか雲雀さんが助けてくれるとは…
「わりぃゆり。何も出来なくて」
「いやいや
私が急に近づいたのがいけなかったから」
武くんは何も悪くないぞ
だから、ほら、そんなシュンとしないでおくれ
シャマル先生には驚いたけど私は満足していた。
雲雀さんはシャマル先生と直接は接触していない。
多分、これで大丈夫だ！
私の考えは甘かった。
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葉っぱ(プロフ) - ルナさん、コメありがとうございます！ニヤニヤしていただけて嬉しいです！！今後もよろしくお願いします。 (2017年8月6日 19時) (
レス) id: b170ec38f3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - すっごく面白い作品ですね！山本との絡みを見てニヤニヤしてしまいます←これからも更新頑張ってください！ (2017年8月6日 18時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ(プロフ) - 日向雨さん、コメありがとうございます！やっと原作入りしました。今後もよろしくお願いします！ (2017年6月18日 10時) (レス) id: 68b5097854 (このIDを非表示/違反報告)
日向雨 - まだ序盤ですが、面白いです。続き、頑張ってください！ (2017年6月18日 5時) (レス) id: 117e6ef6eb (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ(プロフ) - まゆさん、コメありがとうございます！励みになります。今後もよろしくお願いします。 (2017年6月10日 17時) (レス) id: 68b5097854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉っぱ | 作成日時：2017年5月28日 14時
