限界 ページ32
前言撤回、
あれより恥ずかしいこと有りましたよ
二人三脚。
互いの片足を繋ぎゴールを目指す。
そう、
肩を組んだ私は高身長の武くんにすっぽり隠れてしまっている。
こんなに近いと心臓の音がバレてしまいそうだ。
落ち着け……平常心平常心
他のクラスがバトンパスを終えた時、ツナ君たちが走ってきた。
「山本っ！！お願い！」
「任せろ！
行くぜ！！」
特に示し合わせる事なく走り出す。
小さい頃から一緒にいる為、互いのペースなど分かりきっていた。
足がもつれることなくどんどん加速する。
までは良かった。
よりによって、武くんは私が負傷している所に手を回してしまった。
他のクラスを追い抜こうと、武くんが力む度に
肩が悲鳴をあげる。
１組、また１組と抜いていき、
残すはあと１組となった。
「ゆり、まだいけるか！？」
「もち…ろんっ！！」
ゆりとなら
無理にスピードを合わせる必要がないから走りやすいのな
更に加速しながら山本は考えていた。
もう少し、もう少しだ！
そして、
「抜いた！！」
「行けぇぇぇぇぇ山本ぉぉぉぉ！！！」
「ゆりちゃん頑張って！！」
そのまま一直線に走り抜ける。
ついに、
ゴールテープを切った。
『ゴール！！！
驚異的な伸びを見せ、１位でゴールしたのは１ーＡ です！』
アナウンスと共に歓声が上がる。
「よっしゃ！！やったな！！！
ゆり…？」
目の前がスローモーションの様にゆっくりと動いていく。
ゴール直後、足を繋ぐバンドを外す間も無く
ゆりはそのまま前方に倒れた。
「うわっ」
つられて山本も倒れこむ。
「ゆり！大丈夫か！？」
すぐさま起き上がり声をかける。
「……っ」
肩に手を添え、苦しむゆり。
「山本！お疲れ…ってどうしたの！？
ゆり大丈夫！？」
駆け寄ってきたツナと獄寺もゆりを見て目を見開いた。
「急に倒れたから…よく分からないのな…」
「えぇぇぇぇぇ！？！？
ど、どうしよう…」
「１０代目！保健室はどうスか？」
「そっか！よし、保健室に運ぼう！！」
他のクラスメイトが心配そうに見守る中、
ツナ達は保健室に急いだ。
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葉っぱ(プロフ) - ルナさん、コメありがとうございます！ニヤニヤしていただけて嬉しいです！！今後もよろしくお願いします。 (2017年8月6日 19時) (
レス) id: b170ec38f3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - すっごく面白い作品ですね！山本との絡みを見てニヤニヤしてしまいます←これからも更新頑張ってください！ (2017年8月6日 18時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ(プロフ) - 日向雨さん、コメありがとうございます！やっと原作入りしました。今後もよろしくお願いします！ (2017年6月18日 10時) (レス) id: 68b5097854 (このIDを非表示/違反報告)
日向雨 - まだ序盤ですが、面白いです。続き、頑張ってください！ (2017年6月18日 5時) (レス) id: 117e6ef6eb (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱ(プロフ) - まゆさん、コメありがとうございます！励みになります。今後もよろしくお願いします。 (2017年6月10日 17時) (レス) id: 68b5097854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉っぱ | 作成日時：2017年5月28日 14時
