No.5〜正反対〜 ページ5
壮五side
いつも通り、早く起きて環くんを起こして、支度をして仕事にでる。
そんな日常。
その日常に突如現れた、AさんはMEZZO"のサポートとして事務所から配属されたらしい。
環くんは初めは人見知りするから、気まずがってたけど今ではすっかり仲良しで……
それを見てモヤつく自分がいる。
環「そーちゃん?どうした?悩み事?」
壮五「え?あ、大丈夫だよ((ニコッ」
そう言って笑ってもやっぱり、彼にはバレてるみたいで.....
環「俺にはさ、無理に大丈夫とか言わなくていいから。」
そんな環くんに僕はいつも助けられてる。
僕の方が歳上だからしっかりしなきゃいけないのに……
壮五「じゃあ.....聞いてくれる?」
僕はAさんが来て、環くんと仲良くしてるのを見てるとモヤモヤすること。
2人が仲良くしてくれるのはとても嬉しいことなのに。
環「それってさ.....そーちゃん。Aのこと好きなんじゃね?」
壮五「え?それは好きだよ。いい子だし…」
環「そーじゃなくて!」
突然、声を荒らげた環くんをキョトンと見上げる。
環「だから!Aのこと女の子として好きなんじゃねーの?ってこと!」
壮五「女の子として……」
それはつまり、世間で言う恋と言うやつなのだろうか.....
『壮五さん!環さん!スタジオ入りお願いします!』
そんな話をしていると噂をしていた彼女から声がかけられる。
壮五「は、はい!すぐ行きます!ほら、環くん。行くよ!」
僕は駆け足でAさんの元へ向かった。
環「そーちゃんが…恋か…喜ばなきゃなんないんだろうけど.....ちょっと…寂しい…かも…」
そう呟いた環くんの声も僕には届かなかった。
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作者名:小鳥遊 紡(雫) | 作成日時:2018年10月23日 8時