壱 ページ6
九年後____________
隠「日神美様。日神美瑠々様」
『はい。何か?』
隠「しのぶ様がお呼びです。」
『分かりました。ありがとう。』
鍛錬していた庭から縁側に上る。
スタスタスタ______
『師範。お呼びでしょうか?入ってもよろしいですか?』
「瑠々ですか?入って下さい。」
「瑠々。聞いていると思いますが、明日は最終戦別の日です。
藤襲山へは隠の人がついていってくださるから、大丈夫でしょう。
必ず、生きて帰ってきてください。分かりましたか?」
『はい。今まで教えていただいた成果を発揮します。』
「あなたは全集中・常中も呼吸も使えますから、大丈夫でしょう。応援してますからね。」
『ありがとうございます!師範。頑張ります。では』
カナエ姉さん、しっかりと見守ってあげて下さい。
あの子が無事に帰って来れますように、、、
次の日 夜 〜藤襲山にて〜
輝利哉「今宵は 最終選別にお集まりくださってありがとうございます。
この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり、
外に出ることはできません」
かなた「山の麓から中腹にかけて鬼共の嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます」
輝利哉「しかしここから先には、藤の花は咲いておりませんから鬼共がおります。
この中で七日間生き抜く。」
かなた「それが最終選別の合格条件でございます 。では行ってらっしゃいませ。」
あっあの子達!時々見かけた。師範に伝言を伝えに来てた!蝶屋敷に。
周りにいた子たちは私がゆっくりしている間にもう山に入っていた。
いや、一人だけいる。長い髪!でもきっと男の子だろう。ズボン履いてるし。
毛先は青いグラデーションがかかっていて、とっても綺麗。
『こんばんは。何を見てるの?』
「この花。綺麗だよね。」
『そうだね〜ほんと綺麗。これね、藤の花っていうんだよ。』
「教えてもらっても、僕すぐ忘れるから意味ないよ。」
そして急にその子は歩きだして山に入って行った。
『よし!!』
私も頑張ろう!気合を入れて、刀を持って。
生き残って師範に会う!
私は暗く重たい空気の漂う山へ足を踏み出した_____
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つめきわに - 始めから読み直してみたら、お兄ちゃんすごい速さで亡くなってますね、、、紛らわしくてすみません。 (2021年1月22日 18時) (レス) id: 425fb41c74 (このIDを非表示/違反報告)
つめきわに - 続編あります!もし「続き」のままになってる方いらっしゃいましたら、お手数ですが検索していただけるとありがたいです。 (2021年1月13日 21時) (レス) id: fa5f26b543 (このIDを非表示/違反報告)
つめきわに - 気づきませんでした!ありがとうございます!これからも宜しくおねがいします! (2021年1月6日 15時) (レス) id: fa5f26b543 (このIDを非表示/違反報告)
颯良(≧w≦) - 初コメ失礼します。とても面白いです!更新頑張ってください!あと、鎹鴉の名前が最初の方「瑠伊」なんですけど、後半から「瑠衣」になってますよ。 (2020年12月29日 21時) (レス) id: a2e75c263e (このIDを非表示/違反報告)
つめきわに - 今気づきましたが、私二つの名前使ってましたね!!!すみません。s,aとつめきわには同一人物です。 (2020年12月4日 18時) (レス) id: 60e2128836 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つめきわに | 作成日時:2020年11月22日 21時