13.守りたかったもの ページ14
(な、んで…？)
呪胎が特級になっていたら
悠仁が危ないのに
私は行かないといけないのに！！
蛙の口から力ずくで出ようとするも
さっきの攻撃がかなりきいていたらしい
私はそのまま意識を手放した
───────
────
─…
私のお母さんは
私が5歳の時に
私を庇って目の前で呪われて死んだ
もうあまり顔は覚えてないけれど
厳しい父とは違って
とても優しかったのを覚えてる
お母さんが死んだ日
お父さんは守れなかったと泣いていた
お父さんがお母さんに贈ったらしいネックレスを
お母さんはいつも肌身離さず付けていて
それがお母さんの形見となった
お父さんは強かったけど
その日からもっと強くなった
杜若家はもともと男性だけが呪術師になるが
強くなれ、と私にも稽古をつけた
そんなお父さんが
去年東京と京都を襲った百鬼夜行で
増援に向かい死んだ
私はまた何もできなかった
おばあちゃんは
あなたが使いなさい、と
お父さんの使っていた斬鉄剣を
私に受け継がせた
悲しさよりも悔しかった
斬鉄剣を手に持った途端
悔しくて悔しくて、
無力な自分が情けなくて涙が止まらなかった
強くなりたい
大切な人を2度と失わないように。
自分の身が果てようと
それが成し得るなら、私はもう
────────
────
─…
気づけば私は病室にいた
術師の治療を受けたらしい
怪我はほぼ治っている
目を覚ましてしばらくすると
高専関係者の人が来て
悠仁が死んだと告げられた
『は…？』
その後その人は
あまり気に病むなとかなんとか言ってた気がしたけど、よくわからなかった
日が暮れる頃
体力はだいぶ回復したから
私はそのまま学校へ戻ると
五条先生が私の部屋の前にいた
『先生』
「ごめんね、守ってあげられなくて」
『…なんで先生が謝るんですか』
「…悠仁はね、宿儺の指を飲み込んだ時点で
死刑が決定していたんだ。」
『え…？』
悠仁が死刑…
…でもよく考えたら、そうだ
特級呪物を飲み込んだんだから…
それを五条先生がなんとかしてくれて
特級の呪霊相手に一年が派遣された時
おかしいと思った
なんとなく話が見えてくる
でも
『即死刑を免れたのは
五条先生のおかげです
私は悠仁と会うこともままならないまま
お別れするところでした
なので、ありがとうございました。』
「……」
『では、私は部屋に戻ります…』
「…うん、おやすみ」
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塩つぶて(プロフ) - きなこさん» 続き大変お待たせしましたーー！！待っていてくださってありがとうございます(/ _ ; )動画も見てくれたんですね〜〜！とっっても嬉しいですありがとうございます！がんばりますね！！(*´ー｀*) (2021年3月30日 3時) (
レス) id: 525082b9af (このIDを非表示/違反報告)
塩つぶて(プロフ) - みずりあさん» わあ〜〜ありがとうございます！！！嬉しいですー(/ _ ; )がんばります！ (2021年3月30日 3時) (レス) id: 525082b9af (このIDを非表示/違反報告)
塩つぶて(プロフ) - 焼きりんごさん» 続き大変お待たせしました〜（ ; ; ） (2021年3月30日 3時) (レス) id: 525082b9af (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - お話の続き待ってました！動画、とっても可愛くて素敵でした…小説も絵も大好きです！応援してます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 7858502b5f (このIDを非表示/違反報告)
みずりあ - 夢小説書く人の中で、絵が激的に上手い人は初めて見ました。話の構成も上手いです。頑張ってください (2021年2月14日 5時) (レス) id: 67ed7150a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩つぶて | 作成日時：2020年12月21日 1時
