89話 ページ44
太宰side
「うーん……」
私はとある
Aちゃんに
「何か、お探しですか?」
と、店員と思われる女性に声をかけられた。
「ん?嗚呼……
恋人に贈呈する装身具を探していましてね……
何か良い物は有りますか?」
すると店員は少し悩んだ後、私の方を見て問い尋ねた。
「何か、彼女さんに伝えたい事等……
お客様のお気持ち等ありましたら、其れに合った装身具をお探し致しますが……」
伝えたい事……私の気持ち……か……
私は俯いて顔を曇らせた。
何を伝えれば良いのだろう……
「あ、あの、お客様……
済みません……何か私……失礼な事……」
急に黙り込んだ私を心配したのだろう。
店員は眉を下げて謝る。
「いえ、済みません。
少し考えてしまって……
……実は私、暫く彼女の元を離れるので……
そうしたら、若しかしたらもう会えなくなってしまうかも知れないので……
私が居なくても、私の事を傍に感じていてくれるように……彼女のことをずっとずっと守り続けていられるように……
そんな物……有りますか?」
店員は私の話しを真っ直ぐな瞳で聴いていた。
そして一つ頷くと、「少々お待ちください」と云って、何処かへ行ってしまった。
-------❁ ❁ ❁--------------❁ ❁ ❁-------
ルビ機能なんていう文スト小説で重宝する機能があったんですね!
今更知りました……(笑)
これからは括弧書きじゃなくて、この機能を使っていこうと思います♪
もし見づらければ、教えて頂ければ前の括弧書きに戻します!
90人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲姫(プロフ) - 紅夏さん» わああああ!楽しんでもらえてめちゃくちゃ嬉しいです(><)ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2018年5月5日 9時) (レス) id: 53214a536b (このIDを非表示/違反報告)
紅夏 - 太宰さんんんんん!面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 1b04687fdb (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - ジュリさん» ふぁあああありがとうございます!期待に応えられるよう、更新めっっっっっっっっっっっっっっちゃ頑張ります! (2017年11月25日 11時) (レス) id: 88671b77e8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - グバッ・・・ウヒョーーーー!!最高でしたよ!(≧∀≦)/更新めっっっっっっっっっっっっっちゃ楽しみにしてます!双黒かっこいい! (2017年11月25日 10時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - 三毛猫さん» 語彙力……ですか……!?自分では語彙力ないと思っているので、そう言ってもらえるとすっごく嬉しいです!ありがとうございます! (2017年11月13日 6時) (レス) id: 88671b77e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:咲姫 | 作成日時:2017年4月10日 22時