【文スト】真冬の夜に太宰さんに会ったらトリップしちゃったんですが……(汗)Part2

７６話 ページ31

「……ちゃん………Aちゃん？」

『えっ、……あ、はい！』

どうやら、考え事をしていたらボーッとしてしまっていたらしい。

太宰「大丈夫かい？」

そう心配してくれる太宰さんに、私は「大丈夫です」と笑って見せた。
ふと辺りを見ると、雪はさっきよりも勢いを増しているようだった。

『速く帰らないと拙いですね』

私の言葉に、太宰さんも心配そうに曇天を見上げる。
そんな太宰さんの横顔は、曇天以外の何かも案じている様に見えた。

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『只今戻りました〜』

すると、待ってましたとでも云うように、乱歩さんが笑顔で寄って来た。

江戸川「お帰り〜！
ちゃんとに買って来てくれた？」

そう云い乍、早速駄菓子の袋をひったくってゴソゴソし始める。
そして、新商品である『味が変わるペロペロキャンディー』なる物を見付けると、然も嬉しそうに其れにありついた。
と、思い付いた様に突然口を開いた。

江戸川「あ、そうそう。
太宰。一寸良い？」

そう云った乱歩さんの目は、子供のような笑顔だった。
然し、其れを見た太宰さんの顔は、何処か険しかった。

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更新大変遅くなって(しかも短くて)、本当にすみません！

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