72話 ページ27
乱歩「あれっ、もう駄菓子が無いじゃないか!」
突然、乱歩さんの不服そうな声が聞こえて来た。
『あ、本当だ……じゃあ、一緒に買いに行きます?』
然し乱歩さんは、首をブンブンと横に振った。
乱歩「厭だね。
外は寒くて氷漬けになりそうだもん!」
ま、まあ……確かに今日はすっごく寒いらしいけど……
駄菓子無いのどうするんですか……
すると乱歩さんは、ポンッと手を叩いた。
乱歩「じゃあ、Aと太宰で買って来てよ!」
完っ全に人任せじゃないですか!?
『えっ、否、でも、どんなお菓子が良いか分かりませんし……』
すると乱歩さんはニコッと微笑んだ。
乱歩「何でも良いから……」
其の笑顔に、何時ものあどけなさは無かった。
少し不思議に思ったが、私は太宰さんを買い物に誘って事務所を出た。
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乱歩は1人、窓からAと太宰の背中を見送っていた。
自分はまた、とんでもない事を察して仕舞った。
自分の生まれ持った此の能力が、熟厭になる。
屹度、今の太宰の痛みに気付けるのは、こんな能力を持っている僕位だろうな……
僕が太宰の痛みの治療薬にならないといけないのに……
麻酔位にしかなれないな……
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咲姫(プロフ) - 紅夏さん» わああああ!楽しんでもらえてめちゃくちゃ嬉しいです(><)ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2018年5月5日 9時) (レス) id: 53214a536b (このIDを非表示/違反報告)
紅夏 - 太宰さんんんんん!面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 1b04687fdb (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - ジュリさん» ふぁあああありがとうございます!期待に応えられるよう、更新めっっっっっっっっっっっっっっちゃ頑張ります! (2017年11月25日 11時) (レス) id: 88671b77e8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - グバッ・・・ウヒョーーーー!!最高でしたよ!(≧∀≦)/更新めっっっっっっっっっっっっっちゃ楽しみにしてます!双黒かっこいい! (2017年11月25日 10時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
咲姫(プロフ) - 三毛猫さん» 語彙力……ですか……!?自分では語彙力ないと思っているので、そう言ってもらえるとすっごく嬉しいです!ありがとうございます! (2017年11月13日 6時) (レス) id: 88671b77e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲姫 | 作成日時:2017年4月10日 22時