最期 ページ5
私は朦朧とする意識の中で見た。
あぁ、意味がなかったんだ…
そう感じてしまった。
風間さんたちと狼が戦っているのを見て。
血も止まらない。
鬼なのに…
多分、妖刀だったんだろう。
風:貴様ら覚悟は出来ているのだろうな?
風間さんは鬼の姿になった。
それだけ、怒っているということだろうか。
不知火や天霧もいる。
風間さんは土方さんを救ってくれた。
A:ひじ……か…たさん…
私は土方さんに手を伸ばした。
一歩、また一歩と近づいている。
この人だけは…
死なせたくない…
「主、この男を助けたいか?」
ずっと聞こえなかった蓮華の声。
今、ようやく聞こえた。
助けたい…
どうしたらいいの…?
「沖田を治した時と同じじゃ。」
傷口に手を、伸ばす…
届け…
私の手…
土:A……っ…!
もう喋っちゃ駄目ですよ…
喉が潰れているのに等しいんですから…
私の指先が土方さんの傷口に触れた時だった。
総司の時と同じ青い光が辺りを包んだ。
風:A!?何をしている!
風間さんは私が力を使ったことを察知したのだ。
私に出来る最期のこと…
せめて、最後は自分のためじゃなくて…
他人(ヒト)の為に…
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美奈(プロフ) - いえいえ見たくて見ただけですから。私何度も読みたくなる小説ですよ! (2013年11月3日 7時) (レス) id: 5f74d0e09d (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 美奈さん» こっちも見ていただいてありがとうございます♪ (2013年11月2日 22時) (レス) id: 83ead9408d (このIDを非表示/違反報告)
美奈(プロフ) - こんにちは、見ました最後までもう涙がやばいです!優しい主人公ですねすごく感動したいい作品ですね^ ^ (2013年11月2日 9時) (レス) id: 5f74d0e09d (このIDを非表示/違反報告)
美奈(プロフ) - こんにちは、見ました最後までもう涙がやばいです!優しい主人公ですねすごく感動したいい作品ですね^ ^ (2013年11月2日 9時) (レス) id: 5f74d0e09d (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 花椿さん» そーなんだよ… (2013年10月16日 18時) (レス) id: 83ead9408d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミク | 作成日時:2013年8月14日 21時