【す.と.ぷ.り】リスナーでも愛してるっ！【短編集】

ナンパ＊「ジェル」 ページ35

夢主ちゃんとジェルくんは付き合ってません！


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ただいま、ジェルくんと待ち合わせ中。




久しぶりにお出かけしようってＬＩＮＥが来たんだよね。




最近ジェルくん仕事が大変そうだったし、大丈夫だったのかな。




駅のホームに着いた。




ここで待ち合わせをしている。




ちょっと早くきすぎちゃったか。




ナ「ねぇ、君俺と遊ばない？」




ぐいっと手を引っ張られる。




『あの、離してくれませんか？』




ここは冷静に対応しないと、大変な目に合う気がする。




ナ「いいじゃん、一緒に食事でもどう？」




こちらを見てほほ笑む男。




『離してくださいっ！』




私は繋がれた手を思い切って外した。




ナ「抵抗されると困っちゃうなー。」




手を強く握られ、離すことができない。




そして、いつの間にか男たち３人に囲まれていた。




周りの人達はチラチラこちらを見るだけで、助ける様子はない。




『いやっ。』




ジ「ほんま、お前たち常識知らんな〜。」




突然握られていた手が離され、思わず後ろに倒れこんでしまう。




『ジェルく・・・ん？』




ナ「誰だお前！」





ジ「これ以上、俺の彼女に手出したら知らんからな？」




そう言い残して、ジェルくんは私を引っ張っていった。






後ろから舌打ちが聞こえたのはたぶん気のせいではない。

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