【す.と.ぷ.り】家政婦始めたら、問題児しかいませんでした ３！

１７、日常 ページ24

先「それではみなさん、３年生を送る会の出し物、考えてきてくださいねー」


「はーい」


送る会の出し物か…。


あと少しでなーくんもジェルくんも卒業。


私も最上級生になる。


うわー、めんどいｗ


彩「なーに、思い詰めてんの！」


『うわっ！いった！手加減してよー』


彩「ごめんごめんｗ」


彩に頭を教科書でたたかれる。


友「送る会ねー、あのかの有名な苺川家の二人も卒業だもんね」


なぜかこっちをﾁﾗｯとみてくる。


え、怖いんだけどｗ


『何その目は…』


友「いやぁ？別に？」


絶対何か隠してるでしょ、絶対…。


顔が完全に悪者になってるよ！？


彩「ねぇねぇ今日さー、さとみくんの家に行こうと思ってるんだけど」


『え？』


彩「ん？なに？」


『いや、なんでも？』


何か企んでる…絶対。


もしかして、私が苺川家に住んでることがバレた！？


友「私もジェルさんに会いたい！」


彩「会いに行こうね！」


友「うん！」


あー、やばい、話が進んでますねー。


彩「Aも来る？」


『え！い、いや…私はいいかな』


友「何か事情？」


事情というより、苺川家が今は私の家なんですけど！


『ちょっ、ちょっとテストの勉強を…あははｗ』


彩「Aがテストの勉強なんて珍しいね」


「グサッ！」


彩の言葉が心に刺さる。


いつも勉強してないみたいに言わないでよ！


まあ、そうなんだけどさ←


友「じゃあまた明日、A。彩ー、楽しみだねー」


彩「ねー！」


二人が教室を出ていく。


やばい、大変なことになった…。


ど、どうしよぉ…。


さ「おーい、A？」


『あー！！ダメー！！』


私はさとみの背中をぐいっと押して、教室を出て行った。


さ「ちょっと、急に何？」


さとみが不審者を見るような目で見てくる。


いや私やばいやつに見られてるんだけどｗ


『いやぁ、ちょっと大変なことがありましてー』


さ「大変なこと？」

××××××××××××

ななもりside


「ピンポーン」


玄関のほうから音が聞こえてくる。


あれ、Aとさとみくんかな？


開けてあげるかー。


俺は玄関に向かい、鍵を外す。


な「はーい、おかえ…り？」


友「えぇ！？ななもりさん！？」


扉を開けると、俺より少し小さいくらいの女の子が二人。


Aじゃない…？


な「えぇっと、誰…かな？」


友「どうも！Aの友達の友です」


彩「彩です！」


友彩「Aちゃんに会いに来ましたー！」

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