☆８６話☆ ページ4
み「曲は？」
ま「『ロストワンの号哭』で」
み「了解。……流すよ」
歌い出したまふさんの歌声は、何て言うんだろう、まふさんらしさがない歌いかたで違和感があった
なんだろう、この違和感って……
ま「ハァッ…ハァ……どうでした？」
そ「……まふ、わかってるだろ？無理矢理歌うな、お前の悪いところだ。歌詞太郎にも言われただろ」
ま「でも、この歌は力強く歌った方がいいじゃないですか」
そ「無理矢理歌うのと力強く歌うのは違うんだよ。歌い手は、自分の歌声を聴いてもらうんじゃない。歌に込めた気持ちを聴いてもらうんだって、教えてもらっただろ？」
ま「っ……」
そらるさんはどんどん口調がキツく変わっていって、まふさんは唇をグッと噛みしめて言葉に耐えていた
CHICOさんとろんさんは、何も言えないという表情で黙って聞いているのに対して、みーさんはただ黙って聞いているだけだった
確かにそらるさんの言うことは一理あるけど、そこまでキツく言わなくても……
ろ「…これは『歌い手夏合宿』。参加する為の条件として必要なもの、それは『歌い手であること』と『覚悟』」
貴「かく、ご……ですか」
表情から読み取ったのか、ろんさんが小声で教えてくれた
確かに覚悟は必要だと思うけど、歌い手を始めるときに投稿する覚悟とか、始めてからも覚悟はいるし……
そう思ってると、今までPCから目を離さずに話していたそらるさんが、まふさんの方を向いた
それに合わせてまふさんも下げていた目線を上げてそらるさんと目を合わせると、そらるさんが話し出すのを待っていた
そして、ゆっくりと口を開いたそらるさんが放った言葉に、この部屋の空気は一気に冷たいものとなる
そ「……歌うことが好きでも、気持ちがなけりゃ意味がないんだよ」
ま「っ…！……失礼します！！」
まふさんが目に涙を溜めて走って部屋を飛び出してしまった、追いかけなきゃ……！
み「追いかけちゃダメだよ」
貴「でもまふさんが！」
み「(人1)ちゃんは感じなかった？違和感」
それを言われて何も言い返せなくなる
確かに、まふさんらしくないとは思ったけど……でも、それとこれは別じゃ…
C「でも流石に言い過ぎじゃないかしら」
ろ「僕心配だよ…」
そ「歌詞太郎のグループじゃないだけマシだろ、ここでは一切遠慮しないのがルールだろ」
貴「……私やっぱり探してきます！」
そう言って部屋を飛び出して、宛てもなく探し回る
どこ行ったんだろう…
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月夜(プロフ) - 雛ネコさん» ありがとうございます！更新する時間があまりなくて止まり気味ですけど頑張ります！と、友達申請ですか！？もちろん構いませんよ！寧ろいいんですか…？(＾ω＾=＾ω＾) (2015年10月24日 10時) (
レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
雛ネコ(プロフ) - 前作全部読ませてもらいました！とっても面白いですね♪これからも頑張ってください！応援してます！あとできたら友達申請してもいいでしょうか・・・？（・ω・。） (2015年10月23日 21時) (レス) id: 477b4e320d (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 魔導士さん» すみません！アンケート終了したんです……でもありがとうございます！アイロニいいですよね……更新頑張ります！(＾ω＾) (2015年10月16日 23時) (レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
魔導士(プロフ) - アイロニは、どうですか？あっ。とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2015年10月16日 21時) (レス) id: 2958ee21ce (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - しぃさん» ありがとうございます！テストが終了し次第更新しようと思うのでお待ちください(＾ω＾) (2015年10月15日 13時) (レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2015年9月24日 19時
