☆１５３話☆ ページ40
貴女side
あのあと夕ご飯をご馳走になって、灯油さんに家まで送ってもらうことになった
ご飯美味しかったなぁ、司兄の料理とはまた違う美味しさだった
灯「…悪かったな、俺達の家庭事情に付き合わせて」
貴「いえいえ、私は何もしてませんよ」
灯「優、喜んでたよ。俺が見てきた中で１番いい笑顔だった」
貴「……悠斗さん」
灯「あ？」
貴「ゆうちん、これからも一緒にいられるんですよね？」
灯「……もちろん。そのために今日頑張ったんだよ」
助手席から灯油さんの顔を見ると、嬉しそうに笑っていた
…本当、妹思いのいいお兄さんだなぁ…
私にも、お兄ちゃんがいたらこんな風に思ってくれたのかな
灯「…俺、優に何もしてやれなかったからさ。本当にありがとう」
貴「そんな…私は感謝されるようなことはしてないです。ただ見てただけですよ」
灯「それでも動かしてくれたのはお前だろ、本当に感謝してるんだよ。……着いたぞ」
貴「あ、はい。……それじゃあ、わざわざありがとうございました。おやすみなさい」
灯「…ああ、おやすみ。A」
ニコッと優しく笑って走り去った灯油さん
……あんな優しい笑顔出来たんだ……←
心底失礼なことを考えながら家に入ると、司兄がニッコリと笑いながら仁王立ちしていた
……しまった、遅くなること言ってなかった
歌「お帰り、A」
貴「……た、ただいま」
歌「ねぇA？何か俺に言うことないかな？」
貴「…え〜っとぉ……」
ヤバい、これはガチ切れというやつだ
司兄が『俺』と言うときは基本ヤバい
貴「その…ゆうちんのお家にお邪魔させてもらってました……」
歌「ふーん。で？何かしらの連絡したかな？俺の携帯には何の音沙汰もなかったけれど。いつも言ってなかったっけ。遅くなる日は絶対に連絡しろって。ねぇ？」
貴「ご、ごめんなさい……」
歌「……次はないからね。早くお風呂入っておいで」
呆れたように溜め息を吐いて玄関から去る司兄
……こ、怖かったぁぁ……！！！
流石に泣きそうになったよ！？今も泣きそうだけど！！←
２階に上がりながら今日の出来事を振り返ってみると、なかなかの１日だったと思う
…まあ、天月さんとゆうちんが闇から解放されたのは、本当によかったと思う
『よく言えたものね』
…またアンタ？
『本当オメデタイ頭。他人の幸せばかり』
ほっといて、どうしようが私の勝手
『…馬鹿みたい』
自分の幸せは、願わないと決めたから
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
