☆１３２話☆ ページ16
遊「……はい、お疲れ様。次」
普段の優しい笑顔と喋り方はどこへやら、狐みたいに鋭い目と淡々とした口調で話す遊先生
ああああ怖いぃぃぃ←
遊「曲とパートは？」
貴「『ACUTE』です。ミクパートが鹿原乃愛、ルカパートが葉月優、KAITOパートが伊東Aです」
遊「キーは？」
貴「原キーでお願いします」
それを聞くと黙々と曲の用意をする遊先生を気にしながら声の調子を調える
このテストはマイクなしで歌うので、喉を潰さないようにしなければならない
マイクがないから小声になるのではなく、なくても歌えるくらいでなければならないよね！という勢いだけで続いているテストらしい、ただの生徒殺しだよ←
唯一の救いはアカペラじゃないということだ
遊「じゃあ流します」
遊先生の声と同じタイミングで流れ出した前奏を聞いて、男声を出せるように意識する
貴「〜〜♪」
鹿「〜〜♪」
貴・鹿「〜〜♪」
貴「〜〜♪」
優「〜〜♪」
貴・優「〜〜♪」
優「〜〜♪」
鹿「〜〜♪」
「「「〜〜♪」」」
最後まで止められなかったけど、どうだろう……
歌うときよりも緊張感を感じながら待っていると、椅子に座って黙って聞いていた遊先生がこちらを向いてさっきまでの氷のような表情から、いつもの笑顔になっていた
遊「とてもよかったです、文句なしの合格ですよ」
鹿「や、やったぁ…！」
優「これで一安心！」
貴「先生真顔だから怖いんですよー」
遊「でも笑顔で『不合格です、もう１度』って言われる方が怖くありません？」
「「「超怖いっす」」」←
そんな会話をしていると、周りのクラスメイト達も笑っていた
だってさ、笑顔でとか遊先生ならやりかねないんだよ？意外って思うかもしれないけど超ドＳだからねこの人←
遊「流石は生徒会３年生ですね、全員１回で合格出来るなんて」
貴「鈴君と成君は何歌ったんですか？」
遊「……フフッ………聞いちゃいますか？」
優「知りたい！知りたいです！」
遊「『スキキライ』ですっ……ふはっ…ww」
もう耐えれない、と言わんばかりに吹き出して笑う遊先生
鈴君と成君が、『スキキライ』…？あのボカロラブソングの定番の『スキキライ』？
鹿「……ふ、ふふっ………」
優「あ、ははっ、……くくっ」
貴「〜〜っあー！ムリ〜！あはははは！！！wwww」
周りの皆も徐々に笑いだしていた
いやだってあの２人が『スキキライ』だよ？笑うしかない←
生で聞きたかった…←
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
