【ツキウタ。】僕と俺は君に恋する

6話* ページ7

涙side

なんか騒がしい…

涙「ん…あ、れ？…誰？」

夜「！涙！」

貴「水無月さん！よかったです」

…誰ですか？

夜「あぁ、この子は小日向みなちゃんだよ」

…あれ？

涙「夜、ちゃんって呼ぶの？めずらしいね」

夜「え！？そ、そう？」

あ、もしかして…

貴「大丈夫ですか？痛いとことかありません？」

涙「え……ん…頭？」

夜「あ〜…外にいたからね」

貴「頭痛持ちなんですか？」

涙「え？…あぁ、ちがうよ？音がいっぱいで…」

貴「」

夜「どういう意味？って顔してるね(苦笑)涙はそういう体質なんだ」

涙「うん。だから、気にしないで？」

貴「あ、はい…ところで、写真とってもいいですか？」

夜「…はい？」

貴「るり…私の友達が長月さんと水無月さん大好きで…明日を命日にさせないために、お願いします！」

なんか、大変なの…かな？

涙「いいけど…パジャマでいいの？」

夜「あ、俺も私服だ…」

貴「だからこそですよ！」

夜「えっと…じゃあ…ピース？」

涙「…いぇーい←」

カシャッ

貴「ありがとうございますぅぅぅ！！おかげで死なないと思います！」

？「涙、いるのか？」

夜「？海さん？」

貴「…ああ、文月海さんか」

あ、僕たちのこと知ってるんだ…

夜「涙、海さんだけど…開けていい？」

涙「う、うん」

ガチャッ

海「…涙、聞いていいか？」

涙「…なにを？」

海「分かってるだろ？喧嘩の原因だよ」

涙「…いっくんが分かってないんだもん」

海「？何を？」

涙「僕のこと…」

さかのぼること、2時間前…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

涙「ねえ、いっくん。」

郁「…あ！ごめん、どうしたの？」

涙「あの…僕のピアノ聞いて欲しいんだけど…」

郁「お！全然いいよ！」

涙「！よかった…」

いっくんに聞いてもらえるの嬉しいな…

涙「え、とじゃあ弾くね」

郁「うん。」

〜♪〜♪〜♪

…さっきまで僕といっくんはダンスの練習してたんだ。

でも僕はやっぱり踊れなくて、いっくんの足を引っ張ってる。

…だからお詫びって意味も込めていっくんにこの曲を聞いて欲しかったんだ

ガタンッ

涙「えっ！？」

なんか凄い音が…

郁「すぅ……」

涙「いっ、くん？……寝てるのか」

郁「zzz…」

涙「…そうとう疲れてたのかな」

いっくんが椅子に座りながら寝るなんて、あり得ない。

涙「…無理させちゃった…な」

いっくんは疲れてるのに僕のピアノを聞いてくれようとした。これじゃあ一緒なのに…

涙「っ…いっくん、ごめんなさい…。」

なんでだろ…僕の目の前が揺れてる。

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