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「...先輩そんな声出せたんやな...」

驚いた表情の鬱君にデコピンをお見舞いしておく

痛い、と言いながら額を抑える鬱君を横目にリビングに入る


その後すぐに鬱君が入って来て言った

「さっき海って言ってたけど、生徒会が企画する海旅行行くん?」

「まぁ、友達に誘われたからね」


鬱君にコーヒーを出しながら椅子に座る


「先輩の水着楽しみにしとくわ」

ニコニコした笑顔で言われたので冷たい視線を送っておくと何時も通りに正直言って気持ち悪い声を出して返して来た


暫く世間話やらなんやらをしているとあっと言う間に1時間過ぎてしまった

その時に本題を思い出してやっと課題に入った


お互いに向き合う形で座っているのでそのまま課題を始める

鬱君は躓く問題があると私に聞いて来るのでそれに答えながら進めていく


まぁ、流石に殆どの問題を自分で解いていたので聞かれたところは大体、基礎の確認をして解き方を理解しているかの確認、私が作った問題で解けるかの確認をして、という感じでしっかりと基礎から抑えさせるようにしてる

鬱君も頭はいいので理解している所はしっかりと抑えてるので直ぐに理解してくれて助かる


課題が区切りの良い所まで来たので時計を確認すると大分お昼の時間に近づいていた

鬱君は結構集中してるみたいで声を掛けたが返事が返ってこない


そこまで来ると邪魔するのも気が引けるのでそのまま席を立ち、台所でお昼を作り始める

勉強を直ぐに再開したいかもしれないし、軽い物で、短時間で食べれるもの


台所で唸っていると直ぐ前にある机から声がした

「先輩どないしたん?」


鬱君だった
にしても、勉強の邪魔をしてしまったかな...

そう思いながらも返さないのも流石に、と思ったので取り敢えず言った


「あー、お昼な」
「うん
...今考えてるのだと、茶碗蒸しなんだけど、軽すぎる?」

「え?茶碗蒸しなんて作れんの?
俺それでええんやけど」

「あ、ほんと?
じゃあ、茶碗蒸しね」


軽い感じで決まった

具やらなんやらを入れた専用の器を電子レンジの角皿スチームのメニューの中の茶碗蒸しで蒸す


その間に私は勉強

数十分後、レンジが鳴る音がした


一先ず机の上を片付けてご飯?になった

果たして、茶碗蒸しをご飯と言えるのかは謎だけど...


そんな感じでご飯も食べ終わって、勉強再開
鬱君は夕方までいた


そんな日が続き課題は終わって行き、あっという間に優菜と約束していた水曜日になった

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白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです!更新頑張ってください!(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月岡槙 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2020年8月10日 10時

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