２９． ページ29
「じゃあ、逆に聞くけど、なんで先輩は俺たちに言い寄らないん？
生徒会に気に入られたら、俺ら経由で内申点上がるかもやぞ？」
と、シッマに言われた
そう、確かにそうなんだけどなぁ...
と、少し悩んでいると、大先生が
「それに、俺らイケメンやし？」
と言った
自分で言うな
そうだなぁ...
イケメンという面でも、内申点に関しても、しっかり自分の意見は持ってる
内申点とかは将来に関わってくることだしねぇ....
「まぁ、理由はある
内申点は将来に関わってくることだから、嘘の内申点で自分のレベルに合わない大学とかに行ったって自分のためにならいし
イケメンは単純に
貴方たち以上のイケメンを知ってるから、かな
それも、桁違いの」
そう言うと、全員が驚いたような顔をした
さて、どの辺りで驚いたのやら
全員が驚いて固まってる間にコーヒーを飲んでいると、大先生が机をバンッと叩いた
その衝撃でコップの中の飲み物が少し零れていたけど、私は持ってたので無事だった
で、なんだろ
「...もしかしてやけど、桁違いのイケメンって幼馴染の事やったりするん？」
思い付いたような顔をしていたので、まさか、とは思ったけど、まさかのまさかだった
「良く気付いたね、正解だよ」
そう言うとガッツポーズをしていた
ただ、私の幼馴染を知らない2人はただポカンとしていた
なので、話すと探してやる！とやる気一杯だった
よく探す気になれるよね、候補でも約1000人いるのにさ
まだ性別は言ってないけど、多分イケメンで分かっちゃうんだろうな
お昼は勿論私が作るのだが、暇な時間にスマホを弄っていた
その時、ふと写真が気になった
幼馴染の事を話し過ぎたのかもしれないけど、久しぶりに彼の顔を見たくなったのだ
まぁ、まだ小さい頃の写真だけど
幼い頃と言っても小学生6年生の時のもある
そしてスワイプしながら見ていると、横から顔が出てきた
「へっっ！？」
生首かと思ったら大先生だったし、なんかイラついたのでデコピンお見舞いしておいた
それにも関わらず額を抑えながらスマホを覗いてくるので、バレないように電源を落とした
てか、なんで大先生いるの？と聞くとなんか沸騰してる音したからと言われて急いで火を止めた
危なかった...
お昼ご飯を食べてからも色んな事を言い合ったりしていたので、常に煩かった
特にシッマとロボロが
まぁ、そんなこんなでロボロさんとも距離が近くなった1日だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです！更新頑張ってください！(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
