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勉強会を開く予定を立てた日の翌週
最近、とても視線を感じる
自意識過剰かもしれないけど、本当に視線が気になって仕方ない
偶に振り向いたりもするのだけれど、誰も居ない
取り敢えず、今日は勉強会を開くので図書館へ
図書館の扉を開けると、誰も居なかった
2人はまだなのかな...と思いながら奥へ歩いた
この学校の図書館はまるで書庫の様
最初に来た時はその大きさに吃驚した
それ程本に関して力を入れているのかな？
今日は元々図書館は使えない日だったのだけれど、エーミールさんが特別に先生にお願いして貸し切りにしてもらったらしい
エーミールさんもやる時はやるんだ...
私がいつも座っている席に腰を下ろし、鞄の中から教科書やらなんやらを出す
筆箱も出し終わった所で周りを見てみるがまだ2人は来ていない
先に自分の勉強をするかな...
勉強を始めて暫く経った後、扉がバンッ！と音を立てて開いた
誰ですかね開けたの
扉壊れますけど
足音は此方に向かってきているようで、走っているような速度
「先輩！」
私の視界に入って来た鬱君
君か、扉を勢いよく開けたのは
「はぁっ、う、鬱さんもっと優しく開けてください...！」
鬱君の後から同じく走って来たであろうエーミールさん
「す、すみませんAさん
生徒会の急用で遅くなりました」
エーミールさんが丁寧に訳を説明してくれるので納得
まぁ、取り敢えず勉強だね
そう言うと鬱君は
「...英語以外どうにもなんないんやけど」
て言って来た
いや、そんなの知らないから
取り敢えず出来る限り頑張ってね
「なんで、日本人なのに英語が出来て他が出来ないんですかねぇ...鬱君」
「いや俺もよく分からんわ」
兎に角苦手な教科の教科書を出してもらう
「数学...」
「国語...」
「理科...」
「社会...」
他の教科の教科書も出てくる
あ、あれ...？
「期末って、9教科だよね...？
鬱君大丈夫？これ」
「無理かもしれへん」
そう言って机に突っ伏し始める鬱君
こらこら、気を落とすんじゃないよ
多分、まだ、行けると思うから
そう言って
取り敢えず教えていく
私が全般を教え、説明で分からない部分はエーミールさんに
そして、手の空いてる時は自分の勉強
という風に回していき、下校時間になった
運動部が最後な為、一緒に出れば間に合う
鬱君も基礎は抑えて大分問題も解けてるから大丈夫だと思うが、また勉強会の予定を立てたのであった
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白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです！更新頑張ってください！(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)
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