キュウリンカ～あなたに会える幸せ～ (ページ21)

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ちょっとずつ距離にも慣れてきて、

落ち着いて雄登くんの説明を聞けるようになった。

ほんとに頭いいんだなあと思った。

雄登「って感じなんだけど、わかった？」

「！！」

雄登くんがいきなり顔をあげてこっちを見たから、

はじめてってくらいの距離で、

雄登くんのキラキラした綺麗な目に吸い込まれそうで…

雄登「ご、ごめっ！」

「ああ！いや！全然！」

たぶん私今顔真っ赤だ。。。

ちらっと隣を見ると、耳がほんのり赤くなってて

手でこっそりと頬を隠してる雄登くんがいた。

「あ、あの、ありがと。わかった！」

雄登「あ、ならよかった。」

「うん。」

このくらいの会話が精一杯。

心臓に悪い…

浮所「Aちゃん！これわかる？」

「へ？」

浮所「これこれ！」

突然浮所くんに聞かれてすごく戸惑ってしまった。

「ああ、これね。」

浮所「教えてほしい！」

「うん、いいよ。」

浮所「こっちきて！」

トントンと浮所くんの隣の空席をたたいていた。

まあ、正面からより教えやすいし、

雄登くんの隣、緊張しすぎてたから移動するか。

「はいはい(笑)」

浮所くんの隣に座って教え始めると、

左手がなにかあたたかいものに包まれた。

「え？」

浮所「ん？(笑)気にしないで続けて！」

それが浮所くんの手だとすぐ分かったけど、他のみんなはけっこう集中して勉強しているから
強く拒めなくて、結局そのまま教えてた。

突然すぎて、頭がついていかないけど、、、