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図書室。
エーミールさんにしおりを作ってもらって以来、ちょくちょくくるようになった。
ここにくる理由は、エーミールさんの入れる紅茶の匂いと、古びた本の匂いが結構好きたから…というのもある。
em「そういえば、リオさんのそのペンダントって綺麗な黄色の石が埋め込まれていてとても美しいですね」
『あー、これですか？これは…形見です。父と母の』
em「…それは…すみません…。なんていう石なんですかね…？ちょっと気になりまして。」
『いえいえ、お気になさらず。…確か父がリビアングラスって言ってましたね。なんでも、とても貴重な石なんだとか。』
em「リビアングラス…どこかで聞き覚えが。ちょっとまっててください。」
エーミールさんはそう言い残し、奥へと消えていった。
そういえば、この石はなんなんだろうってずっと気になっていた。
父がいっときも離さず大事に首から下げていたという事だけしか記憶にない。
em「えーと、これですね。あの事件の。」
と、いい新聞を見せてくれた。
そこには、国が１つ滅んだというニュースが大々的に報道されていたものだった。
em「この石。とっても似てませんか？」
たしかに…と思ったとき、不意に目眩がした。
くらっと視界が歪み、立っていられなくなってしまった。
エーミールさんが慌てている。大丈夫ですよ、心配しないで。
薄れていく意識の中で、不意に誰かに掴まれたような気がした。
誰だろう…？とても懐かしいような。
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星音(プロフ) - 醤油は飲み物さん» ゑ、自分は神ではなく紙ですね()コメントありがとうございます！(喜んでる) (2019年11月16日 14時) (
レス) id: 1a5e257528 (このIDを非表示/違反報告)
醤油は飲み物 - はえ〜…やはり星音さんは神ですか？ついついコメントしましたよ… (2019年11月15日 1時) (レス) id: 138093c699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星音 x他1人 | 作成日時：2019年9月10日 22時
