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夏目side
「‥‥」
ボクは、家に帰って来てかれこれ５分間、Aへのメール作成画面に無言で向き合っていた
・
『この服、ど、どうかな‥‥？』
Aにそう言われた時、ボクは焦っていた
探していた�爐發劉瓩�バレたら、大変な事になるからだ
だからボクは、Aに早く立ち去ってほしくて適当な返事をした
「別ニ、普通じゃないかナ」
いつもと変わらないヨ？なんて付け足して
でもボクは、すぐに自分の言葉に後悔した
『‥‥ばか』
「エ？」
『なんでもない！じゃあね、ばいばい！』
ボクに背中を向けて走り去っていくA
怒っているように見えたけど
『‥‥ばか』
そう言った時の、一瞬だけ見えた寂しそうな顔が忘れられなかった
・
「�爐海讚瓩凌看曚覆鵑討靴覆ぅ如△舛磴鵑畔峪�してあげるべきだったナ」
探していた�爐發劉瓩蓮�Aが立ち去った後すぐに見つかった
今、ボクの手の中にあるもの
それが探していたもので、ボクの一番大事なもの
それは、拙い字で［な つ め］と書かれた、折り紙のお守りだった
�牴凸椶�んと離れても、お友達だったことを忘れないように作ったの！��
幼稚園生の頃、ボクがマミィの仕事の都合で引っ越すときに貰ったものだ
�牴凸椶�んっ、わたしのこと忘れないでね！わたしも忘れないよ‥‥っ��
泣きながら笑顔で手を振られて、困ったのを覚えてる
その子は、なにかとすぐ泣く子だった
悪い意味ではなく、良い意味で
例えば、友達がなにか嫌なことを言われているとき
�爐修鵑壁�に言ったらだめだよ‥‥みゆちゃんがかわいそう‥‥っ！��
泣きながら抗議したり
�狎萓検△△里佑叩邸纏瑤辰討織優海�ね、昨日いなくなっちゃって‥‥��
飼い猫がお空に帰っちゃったの、なんて泣いていたり
最初は、よく泣く子という印象しかなかったけれど
�爛潺院△竿喊�べれてるかなぁ‥‥お腹空いて、鳴いてないかなぁ‥‥��
全てが優しさからできていると知ったとき、ボクはその子に興味を持った
よく泣いて、その分よく笑う子
お別れの日も、まさか泣きながら笑うなんて高度な技をかましてくるとは思っていなかった
いつもその子に困らせられていたなぁ
お守りの右下に、小さく小さく書かれている貰った子の名前
今も困らせられてるその子の名前を、そっと口に出してみた
「A」
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
