陸拾玖《urata side》 ページ21
志「……で、何しに来てくれたん？ みんな明日も早いやろ？」
う「んなの、関係ねぇよ。志麻くんに会いたくなったから会いに来たの」
志「あはは、いけめんやなぁ」
「ほい、ホットチョコ。酒は程々にしてくださいね？」
う「あ、ありがと〜」
4つのマグカップを俺たちの前に置くA。それからコートを羽織った。
志「……どこ行くの？」
「買い物行ってくるだけですよw なんかいります？」
志「………なんか、甘いの」
「これ以上？ まありょーかい。では、よろしくお願いします」
志「うん。気ぃつけて」
Aは志麻くんに笑いかけ、志麻くんはAを心配する。まるで恋愛ドラマのワンシーンのような場面。秋物のコートを羽織ってカバンを掴むAは、いつもよりだいぶ大人っぽくて様になっていた。
志「まって、やっぱこの時間ひとりはだめ」
「心配性かw」
志「ついてく」
「当事者がいなくて残りの3人どうするんですかw なんかあれば思いっきり叫びますから。声優の底力なめないでください？」
志麻くんの弱々しい声に対するように、明るいトーンで喋るA。
坂「じゃあ、オレ行くわ」
「え、いやいやさかたんおいおいおい」
坂「それならええやろ？」
志「………気ぃつけて」
「え、えー、いや、いや、え"ーー？！！」
坂「ほら行くで」
「いいの？まじで？いや押すなって！さかたんー？」
そのまま坂田はAを押して出ていった。残された俺たちはAが入れてくれたホットチョコレートを半分くらい飲むと、志麻くんの方を向いた。
う「さて、話すか」
志「………分かってる。自分が今落ちてることも分かってるよ。迷惑かけてるのも、心配してくれてるのも分かってるから。ごめん、すぐ戻すから」
う「……無理しなくていいよ。ただ、志麻くんが悪いんじゃないってことだけは忘れないで。俺達がいるから。なんでも言ってよ」
志「………ごめんなぁ…もうちょっとかかるわぁ………」
う「うん……」
背中をさすると、志麻くんはソファーに体育座りをして顔を俯かせた。
セ「志麻くん」
志「………なに？」
セ「俺は怒っています」
志「え、………なんで？」
セ「センラは志麻くんの相方ですよ。相棒ですよ？……なのに、なんで」
志「………相方だから、相棒だから、見せたくない姿ってあるだろ…？」
セ「それでも、頼ってほしかった…っ……」
志「………ごめんなぁ、センラ……」
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ななき。(プロフ) - るるるさん» そういう事でしたか！いえいえ、ご指摘助かるんでうれしかったですよ。他の作品もよろしくお願いします！ (2021年6月5日 13時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ると同一人物なんですけど、、、なんかこちらの端末のバグだったみたいで他の端末でみてみたら普通になってましたほんとに申し訳ない。。。 (2021年6月4日 23時) (レス) id: c7e16937c6 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - るさん» うぉっつ…ご指摘ありがとうございます…。どの話か教えて下さると大変助かりやす…。 (2021年6月4日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
る - 主ちゃんの名前Ａになってますよ(ﾎﾞｿｯ) (2021年6月4日 17時) (レス) id: 69a285c503 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます！応援を糧に精一杯最後まで頑張らせていただきますね！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年3月5日 13時
