陸拾漆《urata side》 ページ19
う「……俺、ちょっと志麻くんち行ってくるわ」
坂［まてまて、うらさん］
う「でも！早く行ってやんねぇとまた！！……また、ッ…とにかく俺は行ってくる！」
志麻くんはストレスを溜め込みやすい。昔ほどでは無いものの性格上俺たちを頼らない。急いでいかないと、今度は取り返しのつかないことになりかねない。
坂［待てってうらさん］
う「…ッでも……」
坂［ちょっと落ち着いて。深呼吸して］
普段より低いトーン。坂田に言われたとおり深呼吸をすると、焦っていた気持ちが少し和らぐ。
坂［どう、落ち着いた？うらさんは思い込むと突っ走る節があるからなぁ］
う「……落ち着いた」
坂［よし、じゃあまーしぃん家の駅集合な］
う「……ぇ、来てくれんの？」
坂［当たり前。メンバーのピンチはメンバーが支える。基本やろ？］
う「………坂田」
セ［あ、うらさん止めるの終わりました？ センラも今向かってるんで待っててくださいね？待ちきれんからって先行かんように］
う「センラまで……明日仕事だろ？」
セ［そんなん有給とってでも行くわ。そんな時のために普段社畜やってんねんからな。志麻くんはメンバーやし友達やからいつまでも落ち込んでんの見るのは嫌や。それにセンラもそろそろ押しかけようと思ってたところです］
う「………じゃあ、駅前集合で。ぜったい志麻くんは俺たちが助けよう」
坂田とセンラの笑う声が聞こえる。気持ちは同じ。志麻くんが拒否しても踏み込んでやる。それが
う「よし、揃ったな」
スーツ姿のセンラ。寝癖姿の坂田。みんな息が上がっている。俺と同じで走ってきたんだろう。志麻くん家まですぐだ。秋空の下、俺たちは駆けていく。
う「………押すぞ？」
坂「おうよ」
セ「お願いします」
人差し指を押し込む。チャイムが鳴りしばらくして玄関のドアが開いた。そこに居たのは志麻くん……ではなく、髪が短くなったAだった。
う「な、んで…Aが………いや、そうか、そうだよな……」
「やっぱり来たね、メンバー諸君」
坂「Aちゃん…？……どうしてまーしぃんちに？」
「たぶんさかたん達と同じ理由だよ」
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ななき。(プロフ) - るるるさん» そういう事でしたか！いえいえ、ご指摘助かるんでうれしかったですよ。他の作品もよろしくお願いします！ (2021年6月5日 13時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ると同一人物なんですけど、、、なんかこちらの端末のバグだったみたいで他の端末でみてみたら普通になってましたほんとに申し訳ない。。。 (2021年6月4日 23時) (レス) id: c7e16937c6 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - るさん» うぉっつ…ご指摘ありがとうございます…。どの話か教えて下さると大変助かりやす…。 (2021年6月4日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
る - 主ちゃんの名前Ａになってますよ(ﾎﾞｿｯ) (2021年6月4日 17時) (レス) id: 69a285c503 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます！応援を糧に精一杯最後まで頑張らせていただきますね！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年3月5日 13時
