家主は傍観を決め込む ページ8
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増「やって来ました〜、第二回!テスト勉強会!!!」
「……まっすーテンション高くない?」
入「あれは多分無理やり上げてるんだよ。じゃないとなだれ落ちるから」
増「in江口ん家!!ふぅー!」
「だとしても人んちの前で叫んじゃダメだろ」
ピンポンをそっと押してしばらく。玄関の扉が開き、拓也が現れた。
江「いらっしゃい。散らかってるけどとーぞ」
入「……いや、まずその格好をどうにかしなよ。おれたち以外だったらどうすんの」
増「ま、眩し!いけめんの半裸は眩しい!」
江「いや、だってさっき起きたんだよ。シャワー浴びたばっかだし」
入「花月ちゃんカバンで顔隠しちゃってるんだけど?」
「いや、これは正当防衛。反射的行動であって別にどうとも……」
江「えー、……まあとりあえず入って」
「お邪魔します」
顔を隠したまま靴を脱ぎ、部屋に入る。6畳のフローリングに、ソファーにテレビにキッチン。ベッドもある。一人暮らしには十分な広さだ。ただ汚い。ものが散乱している。
「………第一回、江口拓也の部屋掃除たいかーい」
入「賛成」
増「確かに、これはした方が良さそうだね」
江「えぇ、これでも掃除したんだけどな……」
「どこがだよ。ほら、掃除機とゴミ袋出して」
服を着た拓也を促し、急きょ掃除が始まった。
「ペットボトルどんだけ溜め込んでんだよ……」
増「くつ下、片方だけなやつがたくさんある……」
入「ねぇ、これいつの卵……?」
江「いやぁ、みるみるうちに片付いていくねぇ〜」
全員-江「おまえも仕事しろ!!!」
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ななき。(プロフ) - ゆゆさん» すみませんみおとしてましたぁ!!コメントありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、気長に待ってくれると嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年11月15日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 昨日知り、全部読まさせて頂きました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 2487ef8f40 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 春さん» ありがとうございます!長くなるとは思いますがよろしくお願いします!がんばりますね! (2019年12月30日 17時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしてます!! (2019年12月27日 15時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年12月27日 9時