期末テストを終えて ページ13
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津「はーい、4日間の期末テストおつかれー。ハイハイ騒がなーい。あんまり羽目を外しすぎない程度に気をつけて帰れよー」
4日間の二学期末テストが終わり、ようやくピリピリとした空気が和む。大きく伸びをして肩を回していると、前の席のみゆくんが話しかけてきた。
入「どーだった?……って言っても花月ちゃんは頭いいもんねー」
「そんなことないよ。まあいつも通りって感じ。そっちは?」
入「おれは英語自信ないなぁ。リスニングはできるんだけど文章となるとぜんぜん」
「それわかる。『C』と『K』とか『R』と『L』とかどう使い分けてるのかさっぱり」
入「ねー。あと地理、国多すぎじゃない?首都まで覚えらんないよ」
「いや国や首都まではいいよ。川とか山とか湖とか平野とかのほうがわからんわ。ややこしすぎるし」
入「川なら川!山なら山!それでいいじゃんねぇ?」
「ねぇ?」
江「おふたりさん、終わった?」
「それはテストのこと?」
江「いやその会話のこと。過ぎたことをいつまでも言っててしょうがないだろ。それより午後どうする?」
入「とりあえずご飯行く?それからはそんとき考えましょ」
「あー、すまん、私寄るとこあるから」
江「姫んとこ?」
お前まで……。
「姫って言うなよ気にしてるんだから。『僕、男の子なのに……』ってね」
入「かわいいなw …ってことは打ち上げなし?」
江「まっすーが文句言いだしそうw」
「私のことは気にしないで、みなさんでお楽しみくださいませ?じゃあね」
江「おつかれ〜」
入「ばいばーい」
寒い廊下を抜けて、扉を開ける。そこにはいつも通り壮馬がベッドに……いや、机に向かっていた。
「あれ……?」
櫻「あ、花月くん、テストお疲れさま〜」
「お疲れさまです。壮馬もテストお疲れ、ここで受けてたの?」
斉「いえ、さすがに教室で受けてたんですけど、……その、女の子たちが」
「あー、騒がれたのか。で、見直しをしてると」
斉「はい」
櫻「最近の高校生ってこんな難しいことやってんだね〜。おじさん半分くらいしかわかんない」
「何言ってるんですか。櫻井先生見るからに頭良さそうじゃないですか」
櫻「それ主にメガネでしょ?……っと、電話。……はい、こちら保健室」
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ななき。(プロフ) - ゆゆさん» すみませんみおとしてましたぁ!!コメントありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、気長に待ってくれると嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年11月15日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 昨日知り、全部読まさせて頂きました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 2487ef8f40 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 春さん» ありがとうございます!長くなるとは思いますがよろしくお願いします!がんばりますね! (2019年12月30日 17時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしてます!! (2019年12月27日 15時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年12月27日 9時