三月のクローバーコレクト【声優】【学園モノ】

ついにやっちゃった…？ ページ45

「衣装があと3人か……。漫研の3人、やってみない？」

漫研×3「「「えぇ？！」」」




突然呼ばれた3人は、仲良く驚いた。




漫研1「な、なんで私達が……」

漫研2「そ、そうだよ、私たちは……」

漫研3「その、やったことないし……」

「去年の展示、ファンタジー系のイラスト集描いてたよね」

漫研1「な、なんで知って……」

「見に行ったよ。めちゃくちゃ凝ってて、衣装資料とか綺麗だった」

漫研2「そ、そんなこと、ないよ……」

「3人がやってくれたらきっといいものになると思うんだ。……お願い、できないかな…？」

漫研3「………どうする？やって、みる…？」




3人はコソコソと話し合った結果、こくんとひとつ頷いてくれた。




「ありがとう。助かるよ」




3人は「キラースマイルやばい」「貴重すぎる、直視できない」「今ので1本かけるわ」と口々に言っている。

たしかに、普段あんまりみんなと関わろうとしてないから、笑顔なんて向けたこと無かったのかもしれない……。こういうところが怖がられてんのかな。

心の中で反省していると、気だるげに「はいはーい」と手を振る女子が現れた。




「はい、どうぞー」

女子生徒「ねぇ、脚本とかどうするのー？」

「あー、それはツテで演劇部の人に頼んでみます。キャストの中に効果音やライトも入るから………実際やるのは5人？」




ライト2人、効果音1人……と江口が付け足す。




「効果音は放送部の君やってもらえるかな、ライトは演劇部のふたりどう？」

男子生徒「「「………」」」




え、なんでじっとこっち見てんの……。ついに変なこと言っちゃった？

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