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赤ワインとバラの花束/※作者より【26】 ページ50

良「おかえり。………何その荷物」

「なにって、バレンタインのお菓子ですけど」

柿「………俺たちへの?」

「まさか。僕がもらった女の子たちの気持ちです。あ、お願いされてもあげませんよ」

江「そうだった。奈々ちゃんって女の子にモテるんだった……」

寺「そうか、奈々くんにとってバレンタインってもらう側だったか……」

「チョコの数でも競ってたんですか?手渡しなら負けませんよ」

達「事務所に来るやつでも負けるわきっと」

柿「んー、まあでも、俺はどっちにしろ変わないからな」




おいおいどうしたドイツの兄さん!?急に跪きましたよ?!

柿原さんはバラの花束をスっと目の前に出す。それから優しく甘い、チョコレートがとろけそうな声で呟く。




柿「Alles Gute zum Valentinstag!…Darf ich dich umarmen?」(ハッピーバレンタイン! 抱きしめてもいい?)

「………Es ist nur für heute…」(……今日だけですよ)




思わず言ってしまった。後悔しても遅く、あっとゆう間に抱きしめられてしめられる。ながい、長い長い長いよ兄さん!



「Ist es nicht in Ordnung?!!」(もうよくない?!)

柿「Natürlich! Ich bin jederzeit bereit!!」
(もちろん!いつでも準備はできてるよ!)

「違う違う!そういうことじゃないっ!そういう "こと" じゃない!」

柿「な〜んだ、違うの?」

谷「………何言ってるか、さっぱりわかんねぇ」

鈴「そもそも聞き取れなかったよなぁ……」




柿原さんの腕の中から逃れると、目の前には赤ワインを煽る良平さんが。




「また飲んでるんですか?そろそろホントに控えないと……」

良「奈々〜、今年も……くれる……?」




………うっわ、この人言っちゃったよ。みんなの前で言っちゃいましたよ……視線が、痛ったい〜よぉ〜。




「………酔っぱらいにはあげません。…ってか、誰にもあげませんよ。僕忙しいんで部屋に入んないでくださいね。じゃ」

全員「えぇぇぇえ〜〜〜……!」





◇◇◇





※作者より【26】



こんにちは!作者のななきです。
ここまでお読み下さりありがとうございます。

あっという間に第11弾も終わりでございます。恐らくですが、12弾、13弾辺りで終わると思うので、最後まで一緒に駆け抜けてくれるとうれしいです。


ではでは!第12弾も、よろしくお願いいたします!!





◇◇◇

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ななき。(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。 (2019年7月19日 20時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年7月19日 20時) (レス) id: 54cfb5026c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年7月19日 20時

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